「高山市・中津川市連携」木育研修会@木曽おもちゃ美術館

木育

わらべうたの会では『ぎふ木育』を取り入れ、活動を行っています。
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2018年から「ひだ高山木の家ねっと」の会員として、わらべうたの会は「飛騨高山・森のエコハウス」の管理をさせて頂いています🏠

2020年に「ぎふ木育ひろば」に認定され、2020年12月には「ぎふ木育ひろば」の地域支援拠点に認定されました。

以来、「ぎふ木育教室」森のワークショップなどの木育ワークショップや、わらべうたの会が開催する様々な親子イベントで、市民の皆さんにたくさん遊びに来ていただきました。

ぎふ木育の総合拠点として2020年『ぎふ木遊館』がオープンし、多くの県民が訪れています。
より多くの方に「ぎふ木育」を身近に体験していただけるよう、県は「ぎふ木遊館」サテライト施設の設置に向けて、中津川市内と高山市内を候補地として昨年事業決定されました。
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森のエコハウスを改修し、ぎふ木遊館サテライト施設としてオープンに向け、木育に関わる指導者及びスタッフの交流とスキルアップを図ることを目的とした高山市・中津川市との連携事業の木育研修会に参加させて頂きました。

お天気に恵まれ、道中はバス運転手さんおすすめのビューで撮影📷✨
いつもより間近で見える雪山や、雪原で動物の足跡を見つけ、大興奮😊

わらべうたの会スタッフ以外に高山市職員さん、市民活動団体komorebiの方々も同乗されていたので、道中は自己紹介や木育についての想いなどを話しながら気持ちを高めて向かいました。
バスに揺られること約2時間、長野県「木曽おもちゃ美術館」へ到着。

木曽おもちゃ美術館

昭和3年に建設された小学校だった旧校舎が施設として利用されています。
入り口では、一口館長の木曽馬がモチーフのつみきがお出迎えしてくれました🐴

木育講座

午前は、「東京おもちゃ美術館」副館長の星野太郎氏による木育講座🌳

中津川市と高山市混合のグループで自己紹介をしてから…
・おもちゃ美術館が大切にしていること
・おもちゃ遊びと文化継承
・木のおもちゃ遊びの魅力
など、ときにはおすすめのおもちゃの実演もありながら、学びました。

・おもちゃの「遊び」は1つではない
・海外では「遊び(play)」は「心の栄養」として芸術活動、スポーツ(ギターを弾く、サッカーをするも遊ぶもplay)と同等に表現されるが、日本では「遊び」の社会的価値が低い
・おもちゃは子どもがうまれて初めて出会う「芸術品」である
・スマホゲーム…視界が捉えている情報=頭に描いている景色
つみき遊び…視界が捉えている情報≠頭に描いている景色(創造や創造している世界がある)
→食育と一緒でバランスよく遊ぶことが大事
・地域×遊びの掛け算で常に考えている

など、他にもたくさん楽しく教えて頂きました。

お話を聞いたあとは、各グループごとで想いの共有。
皆さんからの質問に星野さんが答えてくださるなかで、最後に「星野さんにとって『木育とは?』と聞かれた時、何と答えますか?」との問いに「木のファンになってもらうこと」と答えられ、皆さん納得の表情でした。

館内見学

昼食後は、昔の日用品など展示品を拝見し、歴史を学んだあとはお楽しみの旧体育館「おもちゃのやかた」へ。
木曽馬、きのこや果物収穫コーナーやお蕎麦屋さんブースに五平餅…地域性を取り入れたおもちゃの数々に魅了されました💗

きのこや果物の収穫コーナー

きのこなどお好みの材料でオリジナルピザ作り

思わず漏れた言葉は「いちいち可愛い…💕」
童心に返って、夢中になって遊んだり、📷️を撮ったり、推しのおもちゃを見つけて他の人に共有したり…

なかでも盛り上がっていたのは、けん玉コーナー。
コツを聞いて、スタッフも初めて剣先に玉を乗せることができ、喜びを分かち合いました😆
複数のけん玉が繋がっているものや、ヒモがない二の腕に利きそうな珍しいタイプもありましたよ~
玉が乗っても乗らなくてもその場にいる皆さんが笑顔になり、素敵な空間でした☺

挑戦する方も見守る方も自然と笑顔に

体験プログラム

館内見学のあとは「たいけんのやかた」にて「草木染め」「おやき」の2チームに分かれました。


草木染め
今回の原料はソヨゴという、神事に榊の代わりに使われている木でした🌳
輪ゴムや箸を使って、思い思いに綿のバンダナを縛り、ソヨゴを煮出した液体とミョウバンが溶けた媒染剤をいったりきたり。


水洗いをし、脱水機にかけたあとは広げてアイロンで仕上げ。
様々な模様の世界に1枚だけのバンダナができ、目と口…顔のような模様の配置になったスタッフもいて大笑いしました。

「おやき」
すんきを2つ・さつまいもを1つずつ作りました。
すんきは、お塩を使わない漬け物で重ねて漬けていくものだそうです。
まずは生地作り。
高山市・中津川市混合の2チームに分かれて生地を練っていきました。
人数分になるように生地を分け、丸めて広げ、すんきを炒めたものとさつまいもをつぶしたものを包みました。
包んで蒸して、蒸しあがったものはもちもちしていて、これだけでも美味しそうでした。


それを裏表とフライパンで焼いて出来上がり!
食べたい思いを押さえつつ、お土産で持ち帰りました☺️

振り返り

最後は座学のグループに戻り、抱負など語り合いました。
岩塚は「飛騨地域で1番の木のファンになりたい」と発表。
グループワークやおもちゃ美術館を一緒に体感し、中津川市の方々とも交流もでき、有意義な1日でした。

五感を刺激され、さらに「木育」への想いを深めて帰ってきたので、飛騨地域で木のファンを増やせるよう活動していきたいと思います。
携わってくださった皆さん、ありがとうございました✨

 

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