国府児童館「なつめっこ」でのTV収録が終わりました!

「とっぺのうた」、「ひなさま」などなど、飛騨のわらべうたを楽しみました!

朝9時半からの収録と、ちょっと早い時間でしたが、たくさんの親子の皆さんが協力して下さって、無事に収録をさせて頂きました。

2人で腕を組んで豆腐みたいな形を作り、子どもを乗せて「とっぺ とっぺ とっぺ~♪」とおみこしみたいに動いて遊ぶ「とっぺのうた」‥。

飛騨では豆腐の事を「とっぺ」って言うんですが、この「とっぺのうた」、おばあちゃん達に聞くと、「小学生の頃、冬の寒い体育館で、体を温める為に『とっぺ とっぺ とっぺ~♪』って大声で歌いながら動き回ったんやよ~」って説明してくれました。

「ひなさま」は、かつてこの地方でも行われていたひな祭りの行事「がんどうち」で、子ども達が歌っていたわらべうたです。

「がんどうち」とは、子ども達が各家を回って、玄関に飾られているおひな飾りを見て、「ひなさま見せとくれ~ おぞても(粗末であっても)ほめるに~♪」と歌ってお菓子をもらう、というハロウィンのような行事で、子ども達にとっては夢のような、ワクワクするおひな祭りだったに違いありません。

そして、「ひとつひよどり」という数え歌では、「ひと~つ ひよどり ふた~つ ふくろう み~っつ みみずく♪」と歌いながら、積み木を積み上げていきました。

豆腐をモチーフにした「とっぺ」、鳥を数え歌の中に歌いこんだ「ひとつひよどり」などなど、飛騨の人の言葉を選ぶセンスや、日常の営みを歌にしていく感性の豊かさ、本当に感激します。

そして、それを今の子ども達、お母さん達に伝えていくと、間違いなくどの親子も笑顔があふれます。

どんなにデジタルやITが発達しても、子どもが笑顔になる一番の「とき」は、お母さんが自分の目を見て、肌にふれて、声をかけてくれる、そんなひとときなんだな~と、改めて実感しました。

新しくできたばかりの国府児童館も、木がふんだんに使われていて、とてもすてきな場所でした。

収録にご協力頂き、感謝でいっぱいです。

次回の収録は、保育園にご協力頂き、園児向けの「飛騨のわらべうた」を楽しみたいと思います。

子ども達の笑顔あふれる「ひだのわらべうた」、テレビ放映をぜひ楽しみにしていて下さい。

 

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