先日、ひだっこランドで、親子防災教室を開催させて頂きました。
講師は当代表・防災士の岩塚と、東日本大震災の被災者で現在は高山在住の当スタッフの末永。
岩塚が防災士を志したきっかけは、数年前の豪雨災害の時に、夜中に「今、赤ちゃんと二人きりなんです。私、避難した方がいいですか?」という電話がかかってきた事でした。
飛騨市で作成された赤ちゃんを守る防災ハンドブックをもとにお話させてもらいました。
まずは、ママバッグの中身点検👜
普段持ち歩くバッグの中身を確認し、必需品のチェックをしました。
ビニール袋は膨らませて風船にしたり、料理に利用したり、引き裂いてオムツシートにしたり、トイレにしたり…
色々な目的に使えて、とっても便利です!
その後は、被災経験がある末永によるお話を少し。
飛騨は山の水があちこちにあるから場所を知っておくといい事や、末永家ではタンクに水を常に準備している事を教えてもらいました。
そして、大切なのは・・・
「お母さんがあたふたしないで、落ち着いて、どうにかなる!という気持ちをもつこと」だそうです。
岩塚が「生き延びる為にあらゆる知恵を…」と言っていたのが、とても印象的でした。
最後は、自分の住んでいる地域をハザードマップで確認。
地域や環境にもよりますが、最近は「在宅避難」が推奨されているそうです。
お母さん達は時折、質問をしながら、真剣にお話を聞いて下さっていました。
お土産に、和風リゾットや味噌汁、簡易トイレをプレゼント。
防災食(非常食)を買うよりも、日ごろ食べている物を少し多めに備えるローリングストックがおすすめだそうです。
ひだっこランドがあるシマヤさんは、高山市と災害時応援協定を結んでいます
大規模な災害が発生し、避難生活が長期化した場合に、市が備蓄する食料や飲料水、暖房用品など多用な品種にわたる生活必需物資が不足した場合、不足する物資の早期確保、調達をするために、高山市では、事業者(民間企業)、団体、他の行政機関などと大規模災害時における応援協定を締結し、災害時に備えています。
来月、ひだっこランドでは防災士の資格を持つ「もりのわ」(母と子のいのちの学び場)主宰の谷口美土里先生を招いて、抱っこやおんぶの楽しさと心地よさを体感できる講座を予定しています。