新宮小学校で防災の授業をしました!

お知らせ

あれから12回目の3月11日を迎えました…。

月日が流れるのは早いな~としみじみ感じています。

先日、震災の前年に生まれた小学5年生の子ども達に向けて、防災の授業をさせて頂きました。

私と、もう一人、この1月に防災士の資格をとった斯波あきえさんもお手伝いをして下さいました。

斯波さんは、ファミサポの提供会員をして下さっていて、新宮小学校にお嬢さんがいます。

しかも、中学2年生の息子さんも一緒に防災士資格にチャレンジして、なんと高山市初の中学生防災士に認定されたんですよ!✨✨

この日の授業の前、「わずか1時間の授業の中で、小学5年生が防災・減災に関心を持って、授業後、何らかのアクションを起こすようにするにはどうしたらいいか…」という事を目標にしたかったので、防災士養成講座の時にお世話になった岐阜大学工学部教授 高木朗義先生にご相談させて頂きました。

高木先生は、日本テレビ「世界一受けたい授業」で防災の授業をされたり、NHK岐阜やぎふチャンテレビなどにも出演されて、防災のお話をされていらっしゃいます。

ぎふチャンテレビ「高木先生と親子で学ぶ防災・減災」動画はこちらー

高木先生に、「先生が小学校高学年に防災・減災のお話をされるとしたら、どのようなお話をされますか?」と伺った所、既に岐阜県内の小学校でされている授業の内容を教えて下さいました。

「一番効果的なのは、『減災教室』というアプリをみんなでやってみる事だと思います。小学4年生から取り組めるし、これまで小学生たちとやってみて、みんなとても真剣に、そして興味津々で取り組んでましたよ」と教えて頂いて、高木先生が作られたこの『減災教室』のアプリを授業でやらせて頂く事にしました!(高木先生からは「こういう風に組み立てるといいよ~」って授業の組み立てまで教えて頂けて、本当に感謝いっぱいです💧)

高山市は全ての小学生に1台タブレットが支給されているので、全員でタブレットを使ってこの『減災教室』に挑戦!!!

途中途中で、解説や「自分の部屋は安全かな?」っていうワークショップをやったりして、初級コースが終わった時の子ども達のリアクションたるや!!!

それぞれの知識や実践度に応じて、得点と「よくできています!」等の評価がでるんですが、「わー、めっちゃ低い!」「誰にも見せられない…」など、体育館が沸き立ちました(^^♪

そして、その後、各班で振り返りをしてからの「今日、うちに帰ってから何をする?」っていう所までそれぞれに出し合ってもらう宣言タイムを作りました。

「うちに帰ってから、家族と『地震が起きた時』『豪雨災害に襲われた時』にどうするっていうのを話し合います」

「何にも備えてなかったので、とりあえず水と充電器備えます」

「自分の部屋が危なすぎて、何か起きるとタンスが倒れてきて頭つぶれるので、親に言います」

などなど、具体的な実践目標が次々に飛び出して、「あぁ、子ども達ってなんて素直なんだろう…」って感激しました。

そして昨日、子ども達からお礼のお手紙が届きました。

 

「防災士を目指そうと思います」

「家族と避難場所を決めました」

「自分が誰かを助けられるようになりたいと思いました」

などなど、全員の子ども達が何らかのアクションを起こす決意と行動をしてくれていて、「あー、この子達が、これから先、地域を守る大切な人材になっていくんだな~」って、本当に感激しました。

そして、今日のこの日を前に、小学生達と「防災・減災」について考える機会を頂けて、心から有難く思いました。

授業の進め方をアドバイス下さった高木先生、本当にありがとうございました。

これからも防災教室、親子防災、赤ちゃん防災をいろいろな所で一緒に学んでいけたらと思っています。

明日は、NPO法人すえひろさん主催の「ある春のための上映会」という震災の映画上映会のお手伝いをさせて頂きます!

「ある春のための上映会@高山」Facebookページはこちらからー

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