大山土木株式会社

高山の土木建築業の大手企業、大山土木さん。

大山土木さんは、 建築現場、工事現場、災害現場など、高山市内のいろいろな所でインフラ事業を展開して下さっていますが、そんな大手の企業さんが、子育て支援の活動を応援して下さるとの事で、とっても感激しながらお話を伺わせて頂きました。

なんと、野中社長さんは私と歳が近いという事がわかり、一層親近感をもってのお話となりました。

大山土木 野中社長さん

岩塚:この度は、私どもの活動を応援して下さるとのこと、本当にありがとうございます。

同世代という事でとっても親近感があります。宜しくお願い致します。

野中:こちらこそ、宜しくお願い致します。

『誠実』・『共育』・『共感』

岩塚:まずはじめに、大山土木さんの経営理念といいますか、こういう想いでお仕事されてるという所をお聞かせて頂けたらと思います。

野中:そうですね。

まず、会社の社是というものがあるんですけど、その中に『誠実・共育(きょういく)・共感』の3つの言葉がありまして、誠実と共感というのは、先代といいますか、今は会長の大山龍彦が社長時代に、その言葉を使って、「誠実であり、みんなで共感しよう!」って言葉で、会社を1つにまとめようって事でつくったんです。

そして、9年前ですかね、私が社長を受け継ぎまして、その時に誠実・共感の間に『共育』って言葉で、「共に育つ」っていう当て字を入れさせてもらったんです。

最初に会長がつくられた言葉にすごく感銘を受けて、自分が社長になった時、せっかくなのでもう1つ何かないかなって事で、『共育』っていうのは、まさに自分も「社長になってなったから終わる」、じゃなくて、そこから色んな事を学ばなきゃならない、学んで教えられるって事ですかね…、これは、僕は永遠に続くと思っています。

「共に育っていこうよ」って、これは私だけでなく、社員みんながそういう想いでやって頂ければいいなって想いで加えたんです。

それが一つの会社の理念の柱になっているのかなという風に思っています。

この写真は今年の正月に撮って、ほぼ社員全員で80人位いるんですが、下が19歳、上は74歳までいます。

社員全員そろった集合写真を見せて下さいました。

岩塚:高校出てすぐお仕事に就かれた方もいらっしゃるんですか?

野中:そうですね。

今、大学卒業してこの業界に就職するって方がなかなかなくて、地元に残りたい子を何とか雇えないかなという事で、話がちょっと脱線するかもしれないですけど、5・6年位前から地元の高校へ伺って、進路の先生と面会させてもらって、色んな状況を聞きながら、就職を希望する子がいないか探してるんですよ。

今は、進学って事でよそへ行ってしまう方が結構多い中、中には「地元に残りたいって」子がいるんで、「じゃ、何とか紹介してもらえんですか」って話をして、採用する子を見つけているんです。

たまに(就職が)切れる時もありますけど、ほぼ毎年1人、2人卒業生を入れる事ができまして、今はどうですかね、比率でいうと、この中の大体12パーセントくらいが、そういう20歳代の若者ですね。

岩塚:そうなんですね…。

野中:なので、学校から何とか若い子を入れて、って思っています。

ましてや、こういう業界に就く方っていうのは、年々減ってきているもんですから、貴重な宝を育てなければならないと強く思っています。

ただ、逆に、その事が課題というんですかね、若い子を入れると、我々の育った時代とは全く違っているんで…。

岩塚:感覚とかですか?

野中:そうですね。若い子たちが就職するにあたっては、その子たちが選ぶ基準っていうのがありますからね…。

いわゆる給料だったり、休みだったりだとか、そういうところから選別されるので、私共も何とか・若い子たちがこの仕事に関心を持ってもらえるように・・・って思っては求人票を出すんですけど、なかなか若い子たちの希望に添っていく事は難しくて…。

その中で、やっばり1つのカギは、学生のインターンシップですね。

これは、複数人で受け入れるような体制をしてですね、どっちかっていうと生徒に対してもそうだし、学校からの信用も得る為に、引き受けるようにしてるんです。毎年秋位に、2・3人受け入れてます。

我々の職場っていうのはどういうものだって事を見てもらって、体験してもらうようにしています。

岩塚:高校生達にですか?

野中:そうですね。それを今、ずっと続けてるんですけど、インターンシップだと、学校のカテゴリーの中に入っていますから、どうしても「行かなきゃならない」ですよね、生徒としてみたら。

だから色んな企業に行けるというメリットはあると思うんですけど、インターンシップに来た子が就職してくれるかっていうと、なかなかそうもいかないんですよ。

中には進学する子も当然おりますし、家業が建設業やってる方もみえますしね…。

インターンシップで来てくれたから、アルバイトででも来てくれるかな~なんて事にはなかなかならんのですけど、過去には1人だけインターンシップ来てくれて、就職でうちを選んでくれた方がみえますね。でも、2・3日のインターンシップではなかなかね…。

岩塚:そうですね…。

野中:2~3日ではわかってもらえない、教えきれないところもあありますからね~。

ま、でも、そんなような事の地道な繰り返しで、何とか若い子達を入れていきたいなってやっとるんですけど…。

実は今日も、中学の職場体験の生徒たちを受け入れたんですよ。

岩塚:え、そうなんですか!

中学生も受け入れてみえるんですか?

野中:中学もやってるんですよ。

今日でちょうど3日間、松倉中学なんですけど、受け入れました。

岩塚:松倉中学校の寝屋子プログラムのですか?

野中:そうです。よくご存知ですね。

それで、2年生が3日間あるんですけど、今日が最終日で、さっき4時に終わって、修了証を渡してね…。

岩塚:わー、そうだったんですか!

野中:「仕事体験、どうだった?」って感想を聞きながら、ちょっと前に別れたとこなんです。

『寝屋子プログラム』ご存知でしたら、1年生から関わってくるって事もご存じですよね。

岩塚:そうです、そうです。

3年間を通じて、一つの企業と関わっていくっていうプログラムです。うちの娘も今中3で、松倉中なので、体験させて頂いたんですよ。

野中:そうですか。どこに行かれたんですか?

岩塚:うちは幼稚園に行ったんです。

実はそれまで、美容師になるっていう想いが強かったのが、中学の職場体験で幼稚園に行って、その園の園長先生がすごく素敵な方で、それで、「幼稚園の先生もいいな~」ってころっと変わりまして…。

子ども達の職業体験を通して、将来の夢の選択肢をふやしていく

野中:そうですか…。

我々もそうやって職場体験ってやってもらって、「この道いいな」って思ってもらえたらいいなーって思ってます。

ちょうど去年からですかね、松倉中学が寝屋子プログラムを始めたのは…。

それで、去年1年生でうちに来た子が、今年2年生になって来てるんです。

来年その子が3年生になって、夏ぐらいには1年生、2年生を引き連れてくるのかな…。

今日は最終日だったので、報告会というのを午後からやったんですよ。

色んな質問もしてくれて、うちの常務が対応してくれたんですけどね…。

岩塚:職場体験では、どんなお仕事をされるんですか?

コンクリート舗装されたりとか、本格的な土木業ですか?

野中:えっと、1年生の子はね、体験というよりは職場見学になっててるんですよ。

子ども達が聞きたい事を色々と質問をしてきて、「こういう時どうするんですか?」って事を聞いてくるんですよね。

で、僕からは逆に部活の事を聞いたり、「これからどこの高校に行くの?」とか雑談しながらですね…。

学校側からは、「仕事に対する心構えだとか、何が大切なのかとか、そういった事まで教えてやってもらえないか」っていう依頼があって、我々も色んな事を話したりしてるんです。

こういう事が、キャリア形成の一環だという事なんでしょうね。

岩塚:へぇ~。地元の企業さんが子ども達のキャリア教育の受け皿になって下さるっていうのは、すごくありがたい事だと思います。

春に飛騨地域の高校を卒業した子ども達は、進学なんかで飛騨を出る子が7~8割、地元に残る子が2~3割くらいっていう割合で、その飛騨を出ていった子がどれだけ帰ってくるかっていうと、本当に少ないです…。

地方都市の中でも、高山はかなりのペースで若者達、20代、30代が減ってるので、それは本当に深刻な課題で…。

でも私達親世代も、「高山何もないでな…」って言ってますよね…。

「出ていった後は、子どもの好きなようにさせたいな」って…。

でも、実は、高山にも本当に素敵な企業が沢山あるので、大山土木さんみたいに学生の職業体験って大事だと思ってます。

今、娘が中3なので、よくよくそういう話を聞きますけど、ここの高校は有名大学にどれだけ合格したか、大企業にどれだけ就職できたか、っていう成果が、高校のかなりの推しポイントになっているので、中学までは密接に地元、地域の企業と関わっていても、高校に入ると途端に人生の価値観、というか、何を目指していくのがいいか、みたいなのが変わってくる感じがあります。

野中:そうですね。変わりますね。

岩塚:高校生達が、高山でどれだけもいろんな仕事を体験して、それも夢を実現していく選択肢の一つになっていったら本当にいいな、って事をすごく思いながら活動してるので、社長さんのおっしゃる事にとっても共感します。

野中:さっきも中学生に「高校どこ行くの?」って言ったら、一人の子は「斐高(斐太高校)に行きたい」って言ったけど、もう一人の子は「まだ決めてないです。わかりません。」って言ったんで、「まだ1年、2年あるで、じっくり考えればいいよ」って話したんですよ。

我々もこの仕事を誇りをもって仕事してますし、その中で、どの業界もそうなんでしょうけど、人手が足りないっていう状況になってて、さっき言ったインターンシップだったり、高校生だとある程度いろいろみえかけてきて、進路が固まりつつあるんですよね。

そうすると、インターンシップって、その子たちが送られてくる元は専門校ですからね~。

専門校からこういう業界に入ってく流れの中で、じゃ卒業後はどこ行くのかって話になっていくんですけど、その内のほんの一握りが我が社に就職してくれるかな…。

あるいは大学に行って、大手にいってって事になっていくんでしょうけどね。

まだ高校すらどこ行くかわからない、中学生の真っ白な気持ちでね、職場見学や職場体験をする事によって、何となく就職に向けてヒントになるって事もあるかもしれない。

なかなか自分の進路を決められない子もいるじゃないですか。

そんな時に、この体験した事が1つのきっかけで、「あの時面白かったな」、「こんな仕事をやってみたいな」、「人の為になるな」って気付いてくれて、そういう子達がこの業界に目を向けてくれて、自分の理想の場所になってなってくれればいいのかなと思ってます。

それはひょっとしたら、段々小学生とか低年齢化しながら、そこにヒントを与えていくのも大事かなと思ってるんですけどね。

僕らも勉強になりますしね。

中には、家業でこの仕事に就くって子もいれば、全くまっさらな子もいるんですよ。

お父さんやお母さんと将来の話をするのか聞いたら、「お父さん、お母さんとはまだ学校や就職の事は話してません。」って言う子もいて、「じゃ一番頼りになるのはお父さんやお母さんやで、しっかり相談して、またそこで納得しなかったらその時は訪ねて来い」ってさっき話しとったんですけどね…。

岩塚:心強いですね。そういう大人の方が身近にいるっていう、こういう出会いはとっても大事ですね。

野中:「少しは君たちより年をとっていて経験しとるで、えらそうに言えるでな」って話をしているんです。

縁の下の力持ちにー

岩塚:ありがとうございます。それでは、2つ目の質問に入らせて頂きます。

今回、私どもの活動を応援して下さるという事で、そういうふうに想われるきっかけとか理由をお話頂けたらなと思います。

野中:上手に言えないかもしれないですけど、わらべうたの会や岩塚さんが子ども達の為にあちこちでやってる活動を耳にするんですよ。

我々は正直言って、「男だから」って偏見になってしまうかもわからないですけど、なかなか子ども達に手を差し伸べるっていうのはできないというか、へたくそなので、岩塚さん達が一生懸命やってる事を、少しでも縁の下の力持ちになるかわかりませんけど、支える事ができるのであればありがたいのかなと思ってます。

自分達ができない事に対して、自ら積極的にやってみえる姿が素晴らしいなと思って、そんな気持ちでサポートさせてもらいたいなと思って、会社全体としてもそう思って、協力させてもらいました。

岩塚:ありがとうございます。本当に嬉しいです。ありがとうございます。

それでは、3つ目の質問にうつらせてもらうんですけど、最後に高山の未来、本当に今、子ども達と関わって下さってる大山土木さんならではの想いをお聞かせ頂きたいんですけども、高山の子ども達に、高山の未来に対してメッセージなり、想われるところをお聞かせて頂きたいと思います。

ふるさとを好きになってほしい、誇りに思ってほしい

野中:さっきもちょっと子ども達と話したんだけど、これから高校を出てね、今まさにほとんどの高校生が大学に進学する時代に入ってますから、「大学出て就職」、って事になると、まず地元ではなかなか考えられないですよね。

一旦地元を離れる機会の確率が高いと思うんですけど、そういった時に、自分達が育った、育ててくれた故郷(ふるさと)っていうんですかね、こんな田舎ですけど、辛い事があったら、きっと親だとか兄弟とか思い出しながら、また自分達の仲間も思い出すと思うんですよね。そこに郷土愛もあると思うんですよ。

だから、これは、郷土っていうのは、故郷っていうのは消せるもんではないですから、それを逆に誇りをもって欲しいんです。

よく「田舎出身だから…」、「田舎の事は都会に出ると何となく恥ずかしくて話したくない」とか「田舎の出身なんて、なんか嫌だな」って、ひょっとしたらそんな気が起きる子もいるかもしれないけど、いや、それはむしろ、田舎っていうか高山をよく知ってない裏返しなんで、大人になったらきっとわかってくると思うんですけど、故郷を本当に好きであって欲しいと強く思いますね。

それから、色んな人生があると思うんですけども、僕はよく例えるんですけど、鮎じゃないけど一旦は出ていってもいいけど、またいつかは遡上してきてもらいたいな…。

そして高山をね、自分が育ったところで、高山の未来を、自分達の未来をつくっていってもらえたらいいなって思います。

岩塚:ありがとうございます。そういう想いが接してる子ども達にひしひしと伝わると思います。

野中:そうですかね。今、僕もこの年になって、27と29の息子がいましてね、長男は神奈川に行ってるんで、まず戻ってこないだろうけど、次男坊は地元に就職しとります。

野中:自分がこの年になってくると、自分の息子が小さい時にしてあげられなかった事を、もし孫ができれば「こうしてやろう」っていう気持ちの余裕がだいぶできてきてるんです。

だから、今こうやって子どもさん達に会うとね、子ども達にしてみると説教がましいかもしれないけど、「こうした方がいいんじゃないか」っていうのを、子ども達に話していきたいなっていうがありますね。

子ども達が地元に戻って、「錦を飾れ」とは言いませんけども、地元を守っていって欲しいと思いますね。

仕事そのものが社会貢献

我々建設業界をしとりますと、高山は観光がメインで、誰が見たって観光都市だっていう事で、おそらく高山の産業として続いていくとは思うんですけど、我々も、インフラ整備を通して高山の未来を担っていくのが我々の使命ということもありますので、観光都市として恥じない道路や、橋を整備していかなければならないし、使いやすい安全な整備道路をつくっていかなければと強く思ってます。

最近自然災害多いじゃないですか。

「地球温暖化」ってグローバルな問題を、こういう仕事をしていると、感覚的に感じてる事があるんですけど、そういった中で、災害に強い街っていうんですかね、自分達がやっていかなきゃいけないっていう責任感を強く感じてます。

何かあった時は夜を徹してでもね、災害があったら我々が真っ先に災害復旧にかけつける。夜中に出たりとか誘導したりとかありますしね。

当然これから冬場に入っていけば除雪をしますよね。

実際我々は、社員何人かでチーム作って、夜中出るんですよね。

呑みたい晩酌を我慢しながらね…。大変なんですよ(笑)。

岩塚:それもすごい仕事ですね。

野中:いつどうなるかわからないし、雪どれだけ積もったかなって心配で、おちおち飲んどれんのですよ。

暮れだとか正月もね、年取りの晩でもね…

岩塚:飛騨の人が全員、年取りで呑んでる中…(笑)

野中:当たり前のようですけど、社員たちが、そこを我慢しながら出てくれるのはありがたいな~と思ってます。

働き方改革でだんだん難しくなってきてますが、我々の業界の特殊性って事を考えながら、使命感のもとに、時には消防署であったり、自衛隊のマネしたりっていうのが我々の業界なので、若い方達にね、そういう事を伝えていかないと、街として機能しなくなってしまうでしょうね。

岩塚『お仕事そのものが社会貢献』。一体となってますもんね。

野中:そうです。まさにおっしゃるとおりで、我々の仕事そのものが大きな社会貢献活動になるんだなと思ってます。

岩塚:子ども達もそういう志を持って、どんどん増えていってくれたらいいですね。

野中:昔、我々の職場っていうのは、「何となく汚い」っていうイメージがありましたけど、今は、建設現場の新しい3K…「給料」・「休暇」・「希望」(転勤がない)にしていこう!って国もスローガンとして打ち出してはいるんですよ。

その新3Kはよく言われてるので、我々は、給料を少しでも上げて生活ができる安定した職場にし、また休暇もしっかりとれる職場にしなきゃならないし、もう1つ、希望が持てる業界にしなきゃならない、それを目標にしてやっています。

そうしていかないと、年配の方がどんどん増えて、逆三角形の構造になってしまうので、なんとか我々がそこを維持していかないとね…。

この高山市の将来を、下で支えてる自負をもって頑張りたいなと思っています。

岩塚:本当にありがとうございます!

伺ってみないと見えてこないですね…。

外から見ただけではわからない、建設現場で工事をやってる職人さん達の集団…。猛者(もさ)といいますか、男くさい、そういうイメージで見てますけども…。

野中:あはは、ガテン系でね。

岩塚:実は子ども達にしっかり向き合った、本当に大事なお仕事だという事で、ぜひこれは発信させて頂きたいなと思います。

野中:そう伝わって頂けたらありがたいですね。

おっしゃったように、はたから見ると、子ども達に我々の仕事がどういうものかってなかなか伝わらないですよね~。

社会の下支えをしている職業だという事で、華やかさとかはなんとなくないですし、PRの下手さというのもあるかなと思うんですけど、今の子どもはわかってもらえないですよね。

でも、僕らの時もそうですけど、子どもにおもちゃを買ってやる時、ミニカーだとかね、車のおもちゃも買ってやると思うんですけど、必ずその中には建設機械みたいなのもあるでしょ?

岩塚:子どもって重機好きですね。ブルドーザーとか…。

野中:動かすやつだとか、親が買ったり、おじいちゃんおばあちゃんが買ったりしますよね。女の子はわかんないですけど、男の子はよく遊んだと思うんですよね。

砂場で遊んだりとか、穴を掘ったりとかね。多分小さい時は、みんなやってたと思うんだけど…。

だから何となくDNAとは言わないけど、そういった事を「楽しい」と思いながら、経験しながら大人になっていくと思います。

なのに、「この職場は嫌だな」、「汚いな」っていう偏見をいつの間にか持っちゃって、この職業を選択肢からはずしていくっていうのはちょっと悲しいかなって思いますね…。

やっぱり小さいときから土だとか重機だとか、そういったものに触れてね、「天職だ!」って思ってやれる子もいると思うんです。


地道な活動かなって思うんですけど 、そういうチャンスを少しでもひろえれば、未来につながっていくかな…って思います。

高校では、昔は「土木課」ってストレートな表現だったんですけど、土木ってイメージがあまり良くないってことで、課名を変えて印象良くしようとされました。

それが今では禍して、何を教える課か分からないという問題も出てきているそうです。

最近の土木は、『建設ICT』という情報化施工、情報化技術といったものを駆使して現場の施工を行っています。

御存知かと思いますが、空を飛ぶドローンを飛ばして現場の写真を撮ったりとか測量をするんですね。

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それを全部コンピュータにかけて三次元化して図面をおこしたりして、そのデータをユンボ、バックホー(油圧ショベルの一つ)にデータを取り込んで、操縦者が例え女性でも子どもでも、動かせれば自分で山を掘削することができるんです。

岩塚:はぁ~。

野中:もうちょっとすると、自動化、自動運転ってところまでいくんだと思いますが、今の段階だとマシンコントロールって言うんですけど、余分にのり面を掘ったりしない、そういう時代になってきてるんですよ。

岩塚:はぁ~、そういう時代なんですね。

岩塚:それは全く目から鱗です!体力と根性の世界だと思ってました…。

野中:そういう世界、っていう部分はもちろんあります。

今の子達は、体力、根性の仕事だったら自分には無理だな、と思うかもしれないけど、IT化が進んでる高度な技術の部分も我々の業界にはあるという事を紹介したいなって思って…。

岩塚:ドローンだったらやってみたいとか、そういう子もいるかもしれないですよね。いや、今日はすごく貴重なお話をたくさんありがとうございました。

大山土木さん、お話を伺えば伺うほど、改めてすばらしい企業だなと、感動しました。

本当にありがとうございました。

未来を担う子ども達に、どんどんこの仕事を体験してもらおう、そして将来の職業を選ぶ時の選択肢の一つにしてもらいたい…という強い想いを持って、高山の土木建築業をけん引して下さっている野中社長さん。

優しい瞳の奥は。子ども達への愛情であふれていました。

お仕事を通して、高山の環境整備、インフラ整備にご尽力下さる、その毎日は、使命感と責任感がベースになった、かっこいい生き方だな~ととっても感激しました。

お心を大切にして、これからの活動に活かさせて頂きます。

本当にありがとうございました。

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