ヤマザキメガネ

サポーター紹介

ヤマザキメガネは、東京のメガネ会社です。

私が以前、東京で仕事をしていた時に、大変お世話になった方で、私が高山で「こんな活動をしてます」って話をしたら、「それは大切な活動ですね!ぜひ応援させてもらいますよ!」と快くサポーター企業になって下さいました。

代表取締役の山崎さんは、とっても明るくて気さくで、一緒にいると笑いの絶えない、そんな、人を明るい気持ちにさせてくれるステキな方です。

岩塚
岩塚

この度は私たちの会のサポーターになって下さって、本当におありがとうございます。

それでは早速なんですけれど、東京の企業さんでいらっしゃいます山崎メガネさんの、経営理念をお聞かせ下さい。

お客様に満足して頂くためにー

山崎
山崎

それは、商売の鉄則ですけれども、「お客様第一」、お客様に満足して頂くためにはどうしたらいいか、という事で、やっぱり技術はもちろんなんですが、一番は、初めて来たお客様が「いいお店だな、ここで買おうかな」って思ってもらえるような接し方が大事だなと思っています。

この会社は、山崎さんが始められたんですか?

はい、そうです。

という事は、創業者でいらっしゃるんですね。

始められたきっかけというのは、何かあったんですけ?

それは、私の親が時計屋さんをしてたんですよ。昔は、時計と宝石とメガネというのは一つのお店で扱ってたんですよね。

今はもう、分業になってしまって、メガネはメガネ、時計は時計、宝石は宝石っていう風に分かれてまして、やっぱりお客様も専門的な所で、きちんといいものを買いたいっていうようになってきてますからね…。

今は、東京のどのあたりを中心にお店を展開されてるんですか?

東京と、あと、隣の県なんですけど、千葉県ですね、橋を渡るともう千葉県っていう感じなんで、感覚的には東京と同じなんですけどね…。

そうなんですね。ありがとうございます。

それで、先ほど「お客様に喜んで頂く」っておっしゃってましたけど、何か社員の皆さまにそういう教育をされているんですか?

社員研修なんかで心がけていらっしゃる事とか…。

私は、そういうあんまり形を作ってやるっていうのが得意ではないんですよ…。

今は息子と一緒にやってまして、息子はその前は、他のメガネ屋で修行してきたんですが、その時は技術者としてマニュアルで育ってきたんですね。

メガネの加工、研磨というものをマニュアルで覚えてきたんですよ。

なので、新しい方に対してなんかは、教え方がうまいんですよね。

僕らの時代は、何の商売でもそうですけど、「見て覚えろ」っていう時代だったもんですから、そうやって見て覚えていったんですよね。

だから、マニュアルを使って教えていくのは、うちの息子はうまいんですけど、ある一定のレベルまではぐっと上げる事はできますけど、あとは、その人の感性っていうか、覚えた事をいろいろチョイスしながら、自分の感性でミックスしてやっていく感じなんですよね。

僕は、親が商売してたから、小さい頃からちょこちょこお店に出てたりしてて、その辺の感性というものは、自然に身についていったのかな~って思います。

そうなんですね…。

私、先日、ショッピングモールに入ってる大手のメガネ屋さんに行ったんですね。

その時に、若めの方が応対してくれたんですけど、今のメガネってすごくいろんな機能があるんですよね。

「パソコンを長時間見る用のレンズ足しますか?」とか「ちょっとレンズを平面っぽく薄くしますか?」とか、すごくたくさん選べるようになってるんですね。

それを、その若い店員さん、いちいち全部聞いて下さって、「私、最近こっちの目が乱視入ってきてるみたいで、こんな風に見えるんですよ」とか「パソコンを一日〇時間使ってます」とか、そういう話を全部聞いた上で「あー、それだったら、こういうレンズがいいですね」「こちらのレンズにこういうのを足したらいいですね」「これは入れる必要ありませんね」って的確にアドバイスして下さったんですよ。

もう、「すごーい!」って思って、それですごくHappyな気持ちになって帰れたんですね。

「いいメガネ作ってもらえたな~」っていう満足感が持てたんです。

おかげで、すごくいいメガネを安く作れたんですけど、メガネ一つ侮れないな~って感じましたね。

そうですよね。私の店なんて、あらゆる年代の方が見えるから、覚える事も、対応の仕方もいろいろで…

例えば年配の方だったら、難しい説明はできないので、3種類くらい出して、その中から選んでもらって、あとは微調整していく、とか、その年代その年代にあった対応をしてます。

へ~、すごいですね!!

ありがとうございます。それでは、次の質問に移らせて頂きます。

この度、私達の団体を応援して下さる、その想いをお聞かせ下さい。

 

 

 

人と人とのつながりを大切にー

やっぱり、これからの時代っていうのは、人と人との関わり合いっていうのがとっても大切になってくると思うんですよ。

今、コンピューターとかITとか新しいものがどんどん出てきて、人と人との付き合いというのが薄くなってきてると思うんです。

そういった中で、岩塚さん達が、親と子だったり、地域と子育て親子だったり、そういう人と人とのつながりを大事にして、これからの社会のあり方ってものを作っていこうって活動してるのが、本当にすばらしいなって思って…。

こういう活動って、これからの世の中では、間違いなく大切になってくると思うし、そういう事に取り組んでるっていうのは、貴重だと思いますよ。

ありがとうございます。

今、特に都会では多いかもしれないんですが、児童虐待とかネグレクトとか、もちろんそれは地方でもありますけど。

へー、地方でもあるんですか?

あります、あります。

そういった、お母さん達が子育てに悩んだり、行き詰まったりっていう事が問題になってる社会の中で、子ども達がみんな笑顔で過ごせるためには、周りの大人がみんな幸せで、善意にあふれてる、って事が大事だな~って思ってます。

じゃ、その為には何をしていったらいいのか、っていう事を考えながら活動してるんですが、今の子育て環境って、山崎さんがさっきおっしゃって下さったように、人と人とのつながりが希薄になってきてると思うんです。

おじいちゃん、おばあちゃんも近くにいないし、自分から「えいっ!」って気合を入れないと、子育てママサークルだったりコミュニティに入っていけないような、そんな所もあります。

そんな中で、肌感、ぬくもりが感じられる人と人とのつながり、親と子、地域の人たちと子ども、地域の人たちとママ、というつながりを作っていく事も、子ども達がみんな笑顔で過ごせる社会を作っていく事につながるかな~って思っています。

なので、そうおっしゃって頂いて、本当にうれしいです。

最初は、皆さんの活動ってよくわからなかったんで、「岩塚さんがやってる」ていうのだけ聞いて、「じゃ」って事で応援する事にしたんですけど、お話を聞けば聞くほど大事だな~って思って…。

私はあんまりこういう事は得意じゃないんですよ。

子育て支援なんてほんとにやった事なくて…。

なので、こういう得意じゃない事は、得意な方にやってもらうのが一番ですよね。

うちの女房からいろいろお話聞いて、つながり作りもそうだし、木育っていうんですか?

子ども達が地域の自然に触れて、山や森に関心と親しみを持ってもらおうっていう事に取り組んだり、まちづくりや、企業の子育て支援の応援もしてるんでしょ?

すごいですよね~。なかなかエネルギーがいる事ですよね。

そうですね~。

やっぱり、続けていくのが大変なんですよね。

単発で何かをするのはできるんですけど、それを続けていくのが本当に大変なんですよね。

でも、こうやって応援してくれる方々がいらっしゃるので、続けていけてると思います。

そうなんですね~。

私は「将来について」とか「未来をどうしていくか」というのは、これまであんまり考えた事なかったんですよね。

どうしても現実を見て、その時その時に対処して、っていう生き方をしてきたのでね…。

でも、「人はどう生きていくべきか」っていう事を学ぶ機会を頂いて、考え方がガラッと変わりましたよね。

それまでいい加減で、自分の事ばっかり考えて生きてきたのを反省して、例えば「何事にも感謝する事」だったり「自分が変わっていく」っていう事だったり、そういう風に自分を磨いていく事が大事だな~って思えるようになったんです。

でも、それには「辛い想いをする」っていう体験が大事だな~って事も実感してます。

これまで、そういう事を何度か体験して、やっと人の痛みがわかるようになりましたね。

でね、「あぁ、こういう人にはこういう風に対応してあげないと」っていう優しさが出てくるようになったんですよね。

へぇ~。それまではどんな生き方だったんですか?

そうですね、それまでは時間に追われて、仕事に追われて、あんまりそういう事を目にしても、気にも留めずに通りすぎちゃってたんですかね…。

非常に自分勝手でしたからね…。

だから、いろんな辛い事を体験して、「あぁ、あの人にこうしてあげたいな…」なんていう思いやりが持てるようになってきましたね。

へぇ~、どんどん人格が変わっていったって事ですね…。

そうですね。私、3年前に、私のような組織の長が集まる集会で発表させて頂いた事があるんです。

その時に冗談で話したことがどんどん現実化してきてるっていうか…。

え~、どんな事を話されたんですか?

『そこそこ』はダメ!

それはね、私の用意した原稿にはなかった事をつい言っちゃったんですよ。

原稿にはなかったことですよ。

私ね、「そこそこ」っていう生き方が得意でね…(笑)、私は、これまで何でも「そこそこ」っていう生き方だったんですよ。

何でも、です。

仕事でも人づきあいでもなんでも…。

周りから何も言われないように「そこそこ」の取り組みで済ます、そういう生き方が得意だったんです。

で、私、皆さんの前で「皆さん、『そこそこ』っていう生き方ではダメです!」って、なぜか言っちゃったんですよ!(笑)

「『そこそこ』ではダメです。なんでも真剣に、一生懸命やらないと…」なんて、なぜか口から出ちゃったんですね…(汗)

そこから、なぜか、真剣に一生懸命やらないといけないような状況にどんどん追い込まれていって、自分の生き方が変わってきたんですよ。

そういう状況が次々と襲いかかってくるっていうか…。

え~!すごいですね!

冗談で言った事が、現実になるって、本当にあるんですね!

見本になるような生き方を

そうなんですよ。

それで、そうやって一生懸命なんでも取り組んでいるうちに、組織の長として、皆さんの見本にならなくちゃいけないって思うようになって…。

「あの社長がやってるんだから、ああいう風にやらなくちゃ」「ああいう風になりたいな」って、皆さんに思ってもらえるようになるって事ですよね。

それは、商売でも何でも同じです。

でね、皆さんの見本になれるように、自分自らがいろんな事を実践していくと、善循環が起きてきて、そうすると「あ、もうちょっとこれも頑張ってみよう…」なんて頑張れるんですよね…。

もちろん、まだまだ、99%はまだまだできてないですけどね…。

でも、1%くらいは変わってこれたかな…って思います。

そうすると「やっぱり長が動くと違いますよね、変わってきますよね」なんて周りから言われるから、「え~、そーですか~(^^♪」なんて気を良くしちゃってますます頑張る、っていう感じですかね…。

私がNPOを立ち上げる時に、監事の方から「皆さんは、これから社会から見られる存在になりますよ。法人格を持つっていう事はそういう事です。社会貢献団体たるNPOとして、誠実に、一生懸命、何事にも取り組んでいく事が、社会の信用を得る事になるんですよ」ってアドバイスを頂きました。

これって、一番厳しい実践ですよね?

どんな困難なミッションでも、あきらめずに、誠実に、一生懸命、ニコニコ取り組んでいく、文句も言わずに…なんて、なかなか厳しい実践です。

「ああいう風になりたいな」っていう実践って、すごく大変だと思います。

そうですよね…。

でも、会社でもそうですけど、いろんな人と接する時に、相手の方に「ああいう風になりたいな」って思ってもらえるような人になっていくって、すごく大切だと思います。

付け焼き刃だと見抜かれてしまうから、自分自身の中身を磨いていく、こういう努力と実践が大事ですよね。

え~、すごいですね!

私が知ってる山崎さんからずいぶん変わられて…(笑)

いやいや、昔はいい加減でしたからね~。ハッハッ!

ほんとにいい加減だったな~(笑)

山崎さん、今日はいろんないいお話を聞かせて頂きました(笑)

お心を大切にして、これからの活動に活かさせて頂きます。

本当にありがとうございました。

なんでも楽しくやるのが一番ですよね!

一生懸命やる事自体が、苦しいんじゃなくて、すごく楽しい、そういう風になんでも楽しくやっていきましょう!!

終始ニコニコ、謙虚にお話される山崎さん、久しぶりにゆっくりお話する機会を頂いたんですが、更に更に魅力的なステキな方に変身されていて、私もたくさんの事を学ばせて頂きました。

私がまだ独身の頃、山崎さんにも奥様にも息子さんにも、とってもお世話になって、今でも家族ぐるみでお世話になっています。

遠く東京にいらっしゃるのに、飛騨高山の子ども達の事、私達の活動の事、未来の事を想って応援して下さる、そのお心を大切にして、これからの活動に活かさせて頂きます。

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