ぎふの木「イチイ」の鼻笛作り&ぎふ木育実践者スキルアップ研修@ぎふ木遊館

木育

先日、緑化功労者 岐阜県緑化推進委員会 会長表彰 を受賞させて頂きましたが、これからますますぎふ木育に力を入れていくため、ぎふ木育サポーターでもあるわらべスタッフ2名で、岐阜市のぎふ木遊館へ行ってきました。

「鼻笛作り」…鼻笛ってなに?

ぎふ木遊館の ぎふの木「イチイ」で鼻笛を作ろう!奏でよう♪ のワークショップに参加しました。

岐阜県の県木、高山市の木にも指定されている「イチイ」と聞いて行かないわけにはいきません!!

高山市一之宮町の位山のイチイの笏が天皇即位に際して献上されていることをご存じの方も多いと思います。先日の高山市長訪問の際も杓が展示してあり、スタッフ大興奮でした。

講師は、中津川市の栗くり工房の栗谷本征二さん(通称:栗さん)。


スタッフのひとりは、ぎふ木育サポーター研修を受講した時に聞いた鼻笛の音色に心を奪われ、栗さんの工房で作ったことがあり、もうひとりのスタッフは初めての鼻笛でした。

そもそも鼻笛ってなにか分かりますか?
鼻笛とは鼻息を使って音を出す楽器です。鼻は体の中心にあるので鼻息は神聖な息と言われているそうです。

はじめに1つ1つそれぞれ形や木目が違うたくさんの鼻笛の中から自分のお気に入りの1つを選びました。その時点で、どれにしようかワクワク💕
迷いに迷って、手に取ったのはやっぱりはじめに選んだものでした(笑)

栗さんの、たくさんの鼻笛コレクション(ゾウの鼻の長いところは見せかけで鼻をあててる部分で吹いてます)を見せて頂いたり、お話を聞いたあとは、イチイの木の香りや肌触りをたっぷり楽しみながら、2種類のヤスリをかけて、すべすべに✨
ひたすらヤスリをかけて向き合う時間はとっても癒しの時間でした。

栗さんは、「木は1本切ったら全部使う。木は捨てるものなにもない。」とおっしゃってました。栗さんの手にかかると、小枝も笛になっちゃいます。まさにSDGsで素晴らしいですよね。栗さんのおもしろトークで終始和やかな雰囲気でした。

最後に、アレルギーの方にも安心のエゴマオイルを塗って完成✨✨いい色になりました!

吹き方は、鼻笛を鼻と口に押し付けて口を開いたまま鼻で呼吸すると簡単に鳴らすことができるそうなんですが、いざ音を出そうとするとなかなか難しかったです💦
栗さんたちはとってもステキなメロディを奏でていたので、早くコツを掴んで吹けるようになりたいです。

何よりも大人たちがワクワクしている空間がとても心地よかったです💛
(スタッフの後日談…鼻笛の練習がてら、娘とイントロクイズを楽しんでいます♪)

ぎふ木育実践者スキルアップ研修

楽しい鼻笛ワークショップのあとは、『ブラッシュアップ 木育 ライフ〜中津川の取り組みから考える〜』というテーマで、「ぎふ木育ってなんぞや?」の部分から、中津川での取り組みを教えていただき、自分たちが木育をどう伝えていくかを考えるきっかけになる研修でした。

講師は、引き続き、栗くり工房の栗さんと、中津川市林業振興課の河合高志さんの二部制でした。

研修前に、まあるいつみき(ひだっこランドにもあります)を1つ選んでいて、同じ木のつみきを選んだ方とグループになり、自己紹介やグループワークをしました。

中津川では幼児・児童を対象に自然環境教育を推進し、木工と自然体験を組み合わせたカリキュラムを取り入れているそうです。保育園や幼稚園で、地元の材を使って木のスプーンや箸、カスタネットなどを子どもたちと製作し、幼い頃から自然に触れる機会を作っているんだとか。

実際に、栗さんが作った作品などを見せて頂いたり、ぎふ木育に携わる方々とお話ができて、とても刺激になりました。おふたりの講師のお話の中で、特に印象的だったのは「つながり」のキーワードと、「やらない理由を探すのではなく、やってみること!1歩踏み出すこと!」…ぎふ木育に関わらず、とっても大切なことだなと思いました。

「ぎふ木育」に関わる方々は、どなたも自分自身がワクワクドキドキ楽しんでみえて、本当に素敵だな…とお会いする度に感じ、私たちもその一員として楽しみたいと刺激を受けます。そうすることで、周囲の方々にも楽しさが伝わっていくんじゃないかなと思うので、昔のように人と森が仲良くなれるように、森との関わり方を見つめ直せるよう、私たちが伝えていけるようにしていきたいです。

 

 

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