昨年は大雨で開催できなかった『木育ディキャンプ』!🌳
今年はお天気に恵まれて、とっても素敵な機会になりました!✨✨
なんと、申し込み受付開始して、1日で定員が埋まってしまうという人気ぶり!
小学生と保護者、合わせて10組24名の親子が参加してくれました💕
場所は、道の駅 奥飛騨温泉郷上宝にほど近い山の中です。(笠原木材社有林)
エコハウスからみんなでバスに乗って奥飛騨へ向かいました。
バスの中では、自己紹介をしたり、「高山市の木はなーんだ?」(「イチイ」)「トトロが住んでる木はなーんだ?」(「クスノキ」)などの木育クイズを楽しんだり、ワイワイ1時間くらい楽しんだら林道入り口に到着~(^^♪
そこから乗用車に分乗して、細い林道をクネクネと15分くらい山の中に入っていくんですが、この林道のスリリングなこと!!(画像をクリックすると50秒くらいの動画が見られます)
まるで遊園地のアトラクションみたい!!
「インディジョーンズ」みたいな感じで、子ども達もお母さんたちもキャーキャー声を上げながら伐木場にたどり着きました🌳🌳🌳
24人全員揃うまで30分以上かかったので、先発隊はまずはお昼ご飯の準備です。
「乾いた木でないと火はつかないよ~。乾いた木の見分け方は、ポキッと折れるかどうかだよ!」と笠原木材の桂川さんから説明を受けて、みんな、張り切って木切れを拾いました。
それからかまどを作って火を起こしている間に後発隊が到着~(^^♪
早速、高山あすなろ会(Facebookされてる方はクリックして下さい)の森本会長さん(株式会社カネモク代表取締役)、桂川さん(笠原木材株式会社)から、針葉樹と広葉樹のお話、飛騨の森のお話、木を伐採するのはなぜか、などなどお話を伺いました。
その後、少し森の中に入って、お茶にできる葉っぱを教えてもらいました。
それからいよいよ伐採見学です!!
なんと、「樵(きこり)」の映画にも出演されている澤さん(笠原木材株式会社)からお話を伺って、クリの木をチェンソーで切ります。
初めて見る木の伐採に、みんな興味深々。食い入るように見入っていました。
ミシミシと音を立てながらみごと木が倒れた時には、みんな拍手喝采!!
「かっこいい~!」「すごい!」と歓声をあげていました。
伐採を見学した後は、みんなで昼食タイム。
大きなお鍋で非常食のリゾットとカレーを温めたり、お鍋でご飯を炊いたりして、みんなでワイワイ頂きました。
(今はやりのメスティンを使った炊飯も皆さんにお伝えさせて頂きました~)
山の上で食べるご飯は格別においしくて、子ども達はほぼ全員おかわりをしていました!!
そして、食事の後は、株式会社カネモクさんが作ってみえるスモークチップを焚いて、燻製を作りました✨✨(火の番、炎のキープももちろん子ども達です)
↓これはベビーチーズです。できたてのスモークチーズ、激ウマでした!!🧀
樹種によって煙の臭いが違ったり、出来上がりの色が違ったりという、木の種類による違いも勉強しました。
山の上で森の事、木の事をたっぷり学んだ後は、今度は製材を見学します。
例によって林道をキャーキャー言いながら下って、飛騨産業上宝工場へー
原木から材木になっていく製材の工程をみんなで見学させて頂きました。
今見課長さんから、まずは原木の説明を聞きます。
「さっきみんなが見学した、切り倒された木がここに運ばれてきます」「この木はだいたい50歳くらいかな…」等の説明に、子ども達は「えー、お母さんより年なんや~」「年輪で年がわかるんや~」と、興味深々で原木に見入っていました。
その後は、いよいよ製材の機械を見学ー。
次々と材が板になってコンベヤーの上を流れてくる工程を見学して、みんな目をまんまるにしていました。
それから、出来上がった材を乾燥させる工程も見学して、製材所見学は終了~!
一同帰路につきました。
帰りのバスの中では振り返りの会を行いました。
「木を倒す所がめちゃめちゃかっこよかった」
「1本の木が板になっていくのを見ることができて、良かった」
「木は生きてるって事がわかった」
「初めて森と木の事をいろいろ勉強できて、森を大切にしないといけないと思った」
などなど、子ども達の素直な感性で学んだステキな感想が次々と飛び出し、本当に感動しました!!
木は命、森は命、木を伐採するのは森を守る為、森に住まう命を守る為、そして、自分たちの生活をも守るためでもあるという事、それから、目の前にあるお箸やお椀、お盆や本棚等々、木製品は全て木の命を頂いているんだ、という事を感じ取る事ができたステキな機会になりました!!
ご協力くださった高山あすなろ会の皆様、笠原木材株式会社の皆様、飛騨産業株式会社の皆様、そして、久々野観光の皆様、本当に本当にありがとうございました!!