女性が心から癒される空間、そして明日への希望を持てる空間を作りたい
いつ訪れても、明るく楽しい職場の雰囲気が伝わってくる”POLA AQUALIE”さん。
実は、5年前に高山市全域の子ども達を対象に開催した「飛騨高山・地域おしごと発見隊」で、子ども達に「エステシャンになろう!」というお仕事を体験させて下さった事がご縁で、以来、エステを受けたいママのお子さんの託児をさせて頂いたり、イベントに協力して頂いたり、と、とてもお世話になっている企業です。
このPOLA AQUALIEさんが、この度、サポーター企業になって下さるとの事で、感謝いっぱいで伺わせて頂きました。
お話を伺わせて頂いたのは、オーナーの森下利枝さん、
「美」を追求するエステサロンのトップとして、凛とした美しさがあふれ出ている、ステキな方です。
この度は、サポーター企業としてのたくさんの応援をありがとうございます。
今日はいろいろと伺わせて下さい。
まず、ポーラアクアリーさん御社の経営理念とかコンセプト、想いをお話して頂けますでしょうか。
私は、25年と長くこのお仕事をさせて頂いてるんですけども、色々と経験を積んでいくうえで、高山の女性ってどんな女性が多いのかなって。やっぱり女性っていうのは子育てもしなきゃいけない、それからおうちの事も家事もしなきゃいけない、お仕事もしなきゃいけないって、本当すごく忙しいなって事を常日頃から思ってたんですね。
だから、その“忙しい女性を、少しでも癒してさしあげられる場所がつくれないかな”って事を、エステの仕事をしているうえで思うようになったんです。
ちょうど5年前に、“そういった女性を少しでも癒してさしあげられる空間をつくりたい”という想いで、お店をリニューアル致しました。その時にもう1つ思った事があるんです。
“ただリラックスするだけじゃなくて、次の日に、「よし頑張ろう!」「また明日、頑張りたいな!」と思えるような、明日への希望を持てるような、そんなお店ができるといいな”という事も強く思ったんです。
元々、ここで始められたんですか?
はい、そうです。うちは元々、父の母、私の祖母から始めてまして…
エステのお仕事を、ですか?
そう。祖母は、高山の地に一番最初にポーラを始めて広めた人なんです。
少しでも色んな女性にキレイになって欲しいという想いからポーラを始めて、そこから父親が2代目で継いだんです。父は、“新しい美容でもっと女性の未来を輝かせたい”と、エステを始めたんです。
ポーラのエステシャン第一期生なんですって!
エステシャンとして勉強しに行って資格をとったんですよ!
お父様が?
そうなんですよ。
すごいですね!男性で、なかなかいないですよね。
その当時、エステを習いに全国で集まった中で、男性は本当に父一人だったらしいんです。そこで学んで来て、やはりこれからはエステだろうということで、エステというものをまず高山の地で広げようと、2代目として父がエステを導入したんです。
それまでは化粧品を扱う小売店だったわけですよね?
そうですね。
昔は訪問販売が主だったので、1人1人の女性に会って、その方に寄り添った販売ができるようにというのが、祖母の時の考え方なんですよね。
へぇ~。
その考え方は今でも一緒で、私達は一担当者制で、『1人の女性をどうやってキレイにすれば良いのかという事を常に考えていきたい』というのが、会社として大事にしている想いでもあります。
そして、AQUALIEとしては、プラス、せっかくエステサロンというのものをやらせて頂いているのなら、この空間で少しでも女性が癒されて、「次の日も頑張ろう!」という何かの1つの+αの力になれればいいなと思い、5年前にリフォームしたっていうのがありますね。
へえ~。継がれたのは何年前ですか?5年前ですか?
そうですね。3代目として、今のここの支店を継いだのが、これでもう6・7年前になります。
そうなんですか。ご自身もエステシャンとして学校で学んで、更に極めて…。
それがポーラの仕事って、現場で学びながら資格が取れるというすごくいいところでもあるんですよ。
なので、私も卒業したらすぐにポーラの業界に入りまして、そこから現場でお仕事しながら順番に資格を取りながら、今に至るっていう感じなんです。
へぇ~。それもすごいですね。昔のでっち奉公じゃないですけど、実際に働きながら生身のお客さんを相手にしながら、っていう感じなんですね。
そうです、そうです。
だからこそ、親密に教える事もできるんです。通常だと学校などだと、1対大勢の勉強のスタイルがあるんですよね。うちの仕事の場合、うちの店なんか特にマンツーマンで教えてるので、その子のわからないところを実際にその場で教えてあげる事ができるから、どんな不器用な方だってエステができるようになります!
そうなんですか。どんな方とか言っても、センスとか問われますよね?
もちろん、センスとか色々問われますけど、でも苦手な分野って、人それぞれじゃないですか。
そこのそれぞれに寄り添いながら教える事ができるので、どんな方でもエステができるようになります!
私たちがお店の方でケアしながら、日々練習を重ねて頂いて、より満足してもらえるようなエステの技術を磨いてもらっています。
すごいですね。では、若い方も見習いというか、そんな立場で現場で修行されてるんですね。
そうですね。うちの支店は結構年齢層が幅が広いので、21になった子から、最年長だと80代の方までいますよ。
えー!すごいですね!女性の方の生きる希望というか、癒し+生きる活力というか、「明日も頑張ろう!」っていう想いになれる場があるって、ステキですね!
うん、そう思ってもらいたいなって。
『疲れたなぁ…』「はぁ~…」っていう毎日じゃない、何か+αをつかんでもらいたい。その為にどうしなきゃいけないのかっていうのを日々スタッフ同士でも話し合ってますし、その為に技術を磨いたりだとか知識を磨いたりとか、そういった事はお店の方でも工夫してやってます。
女性は年をとってでも、お化粧してるとボケないって言いますもんね。
そうですね。
ボランティアでハンドマッサージやメイクをやらせて頂いたりしてるんですが、施設の夏祭りで、メイクをしてあげたんです。いつもは夜おねしょしちゃう方がしなかったとか、ずっと熟睡できなくて、夜ウロウロしてた方が眠れたとか、実際にあるんですよ。
女性っていつまで経っても“女性”で、キレイになるって事は、ただ単に外見を美しくするだけじゃなくて、内面も助けてくれるんだなぁって、こういう体験からすごく感じます。
へぇ~。女性が『美しくしていこう!』って思う事は大事なんですね!
大事ですよね。
子ども達に「夢はかなえられるよ!」という事を伝えていきたい
ありがとうございます。では2番目の質問ですが、今回私達の団体を応援して下さるサポーターになって下さった想いというか理由をお聞かせ頂けたらと思います。
はい、きっかけは、2つあるんです。
1つは、以前やらせて頂いたキッザニア(お仕事発見隊)の時に、子ども達がハンドマッサージやメイクなどのお仕事を体験してくれて。その時、子ども達がすごくキラキラした目でやってくれたんです。
その時、「この仕事っていうのは、ここが原点だな」って事をすごく感じたんですね。
でも、そうやって「エステシャンになりたい」っていう夢を持つ子達がいるのに、現実として、エステシャンになってる子が高山の中で何人いるんだろうって考えた時に、「すごく少ない」って事を痛感した事がまず一点。
そして、二点目は、イベントなどで高校生や大学生とお話する機会があった時に、「高山ではエステシャンにはなれないんですよね。」って言うんですよ。
その言葉を聞いた時に、夢を持ってるのに、現実は「この高山の地でできない」って思ってる子がすごく多いんだなっていうのを目の当たりにして、すごくショックだったんです。
だって、本来だったら、私達のお店で、例えばお仕事しながら資格を取って、それで自分のお店を持つ事もできる、そういう夢を持てる仕事がここにあるのに、それを知らない子達がすごく多い。
だから、可能性が沢山あるのに、その可能性が引き出される場っていうのをまだまだ作れていないんだなって事を思った時に、おこがましいですけども、少しでも何かサポートできる事を私達ができないだろうかって思ったっのが1番の理由ですかね。
でも、これはエステだけじゃなくて、他の仕事もそうだと思うんです。
例えばデザイナーとか、美容師さんとか、そういうお仕事だって、高山でも学んで一人前にもなれるのに、若い子達は「外行かないとなれない」、「学校へ行かないとそういった職業はできないんじゃないか」って思ってる子達がすごくいて…。
そういう、夢を諦めちゃったっていう子達に会った時に、“なんか、もったいないなぁ”って。うん。そう思った時に、岩塚さんのお話を聞かせて頂いて…
こうやって、もっともっとPRできる場を活用して、子ども達ともっと接する事ができれば、「夢は高山ではかなわない」なんていうイメージも変わってくるんかなって思ったのが大きなきっかけです。
ありがとうございます。この間、高山市との意見交換会というのを、うちの団体でやらせてもらった時に、子どもが減り続けていくのをどうしていったらいいんだろうっていうなかで、中学位までは高山の場合、職場体験ってあるじゃないですか。でも中学校では、3年間で1企業くらいです。それも自分が望んだっていうか自分の希望どおりになれる子ってほんの一握りで…
そうですね。
あとはまぁ、適当に割り振られちゃうっていうか…。
で、高校を選ぶってなると、途端にどの高校も「どれだけ国公立・有名私大に入りました」「どれだけ有名な企業にはいりました」みたいなのを、アピールの時はそこを一番にもってくるので、子ども達は『いい大学に行って、いい企業に勤める事が人生勝ち組』みたいな価値観になっていってしまう。
そういう価値観が刷り込まれていっちゃうと、「いい企業、大企業ってなると高山にはない」ってふうになるので、そうするとやっぱり高山をみんな出て行きますよね。
「高山、魅力ないな」ってなっちゃう。
やっぱり、そうじゃない生き方っていうか、価値観の問題ですけども、“自分でここ(高山)で、さっき(の話)みたいにエステの店を持って、地域の人達に寄り添って、地域を盛り上げていく”って、そういう人生の選択肢もいいんじゃないかっていうような考え方を、中学・高校って中でもキャリア教育の1つでやっていくって大事だなって話をしてて…
私もそれはすごく思います。うちも子どもがいて、娘でも息子でも話を聞くと、「どうしても大学に行かなくちゃいけない」とか、「どうしても自分で夢をつくらなきゃいけない」みたいな、「何かを目指さなきゃいけない」って状況で、客観的に見てて、今の子達って、大変だなって正直思うんですよね。
でも、本当はもっと単純に、自分がなりたい事ってもっとあるかもしれないし…
もっと幅広く選択肢を持つ事ができるような環境になれば、もっと楽しいんじゃないかなって思うんです。
昔は、仕事って1つ勤めたらずっとその仕事をしなきゃいけないような現状だったじゃないですか。でも今って転職があんなCMになる位、色々と選べる時代になってきてますよね。
中学・高校の時に、選択肢をもっと広げられて、もっと色んな経験が出来て、自分に合うものだとか自分が満たされるものが、もっといろいろ見つかれば、大学なり就職にしても幅が広がるし、どこでやりたいっていう希望も変わっていくんじゃないかなって思うんですよ。
なんか高山って、大学に行くためによそに出て、よそに出たからそっちで就職しちゃって、高山に戻ってこない子、すごく多いじゃないですか。
もったいないなぁって…。
だから高山で、子どもたちがもっと選べるところがあったら、夢とか可能性ももっと広がるんじゃないかなぁと思うんです。
若い子たちと話してる時に、“おかたい仕事じゃないと人生はダメだ”みたいなイメージ持ってる子が多いんですけど、でも“夢って本当に目指さなかったら夢は叶わない”じゃないですか。
本当ですよね!
やってみないとわからないし…。
やる前から、そのチャンスを最初からあきらめちゃうのは、もったいないなぁってすごく思います。
だから、「エステシャンになりたかったけど、高山には専門学校ないし、やっぱり無理だし、だから〇〇してます」とか。「親がエステシャンなんかじゃ、お金を出してもらえないって言われて…。で、とりあえず、ここに就職しました。」みたいに言う子もいるんですよ。
だから、そういう子達が、こういう所もあるんだって事を知ったら、もっと変わってくのかなぁって思うんです。
スタッフの皆さん、生き生きとされてます!
本当、皆さんキラキラされてますもんね!
きっとなんか、これが天職だ!って想いでされてるからこそなんですね。本当に楽しそうですもんね。
スタッフ一人一人の思いを大切にしていきたい
でも、一人一人の想いをすごく持てる仕事だなって思うんですよ。
私としては一人一人がビジョンを持てるようなお店にしたい。それぞれの子が想いがあって、「私はお客様に対してこうしていきたい」だとか、そういうのをきちっと想って仕事をしてくれてるんです。本当にありがたいです。
みんなをギュッギュッと縛り付けて、同じ方向に向かわせるんじゃなくて、それぞれの想いで、向かう方向が同じなら…という感じですか?
そう。柱としてはそこを目指していきたいけど、それに対して自分はこうしていきたいって想いは、それぞれの想いで…という感じです。
理想的な職場ですね。女性の働きやすさっていう部分で。
ポーラの会社って本当に今すごく変わってきてるって思うんですよ。
昔と比べると、その人の成長だとか心の事だとか、そういった事をすごく大事にしてる会社になってきたなぁって、ここ4、5年すごく思いますね。
CMも変わってきてて、ポーラのCM、評判すごくいいんです。
“これからだ、私!”っていうCMを見たことありますか?「女性はこうあるべき」っていう型にしばられるんじゃなく、自分一人一人をもっと大事にできるんじゃないのかって訴えるようなCMが、色んなバージョンで出されてるんですよ。
「こうじゃなきゃいけない」って働き方でなく、その人がどう働きたいか、どうなりたいかっていう、人としての成長や気持ちっていうのを大事にしていかないと、仕事に対しての誇りだとかやりがいだとか、そういったもの出てこないと思うんですよね。
だから、そういう子達の夢を一つ一つ叶えていけるようなお店でありたいなって事を私自身も思ってます。
そういう雰囲気だから、お客さんもそれを感じて、「居心地いいな」とか、「元気もらえるな」ってなっていくんですね。
そうありたいなと思ってます。
自分たちの限りない可能性を信じてほしい
ありがとうございます。では、最後に、今の質問にも通じるんですけども、子ども達の未来、高山の未来について想っているところをお聞かせ下さい。
『もっと自分の可能性を信じて欲しい』と子ども達に対して強く思います。
それは高山の子だけじゃないのかもしれないですけど、うちの子達を見てても思うんですけど、「自分はここまでしか出来ないし…」って自分で幅を狭めてるっていうか…
自分に対して自信を失っている子ってすごく多いなって、正直話してて思う事があるんですよね。でも可能性って沢山あるし、色々失敗してもやりなおしたり、そこから学んで成長できる事だっていっぱいあるんだから、“どんどん自分の可能性を信じて、色んな事にチャレンジして欲しいな”って強く思います。
わー、それ、中学とかで講演してもらいたいですね、子ども達にね。授業してもらいたいですね!
そんな事ない(笑)
すごいパワーもらえますね!
でも、すごく思うんです。自分の事をしゃべってても、「自分はこうでしかないから」とか枠にはめてるっていうか、「だからこれはなれない。あれはできないから妥当なところでこの辺かな。」とか…。それは寂しいなと思って…
可能性を見つけきれないのは、何なんでしょうかね~。
子どもを推し量る尺度の種類が少ないんですかね~。
う~ん。基準が決められているのかなとか…
一人一人個性があって、一人一人色々いいところがあるから、そこがもっと認められるような環境ができれば、どの子も自信を持てるのかなって思います。
うちのスタッフの子達も、色んなスタッフがいるんですけど、それぞれ、いいところと足りないところ、それぞれなんですよ。
でもそのいいところっていうのは、お店の中ではダントツ良かったりするんですよ。
だから子ども達も、「自分のいいところは何だろう」っていうのを、もっと見つめれらるような時間があったらいいんじゃないかなって思います。
自分っていうものはどうなんだろうって事をわかってない子って、いっぱいるんじゃないかなって正直思うかな…
取り柄がないって思ってる子もいますよね…。
悪いところは言えても、いいところが言えないとか…。
そんなことないじゃないでいすか!
1人ずつやっぱりいいところが絶対あるわけだから、そういうところを見つめられるような時間があるともっといいのかな…。私も元々自信がない人間で…。
え~!本当ですか?
そうなんですよ。本当に自信がない人間で、入った時から何一つうまくできなかったり・・・。
今でも100%自信があるかって言えば、どうなのかわかんない時もあります。
だけど、すごく頑張って、一生懸命必死にやってきた事が結果として残ってきてるし、一生懸命やってく事で、失敗はなくなっていくんだなって事をすごく思うんですよね。
それで周りが認めてくれるようになって、今の私がいるので、できないって諦めるのはもったいないって事を、うちの子達にもすごく言ってるんです。
今の『一生懸命やってれば失敗は無くなる』なんて、(パナソニックを一代で築きあげた経営者の)松下幸之助さんと同じ事を言ってる。
本当ですか
「失敗は、そこでやめるから失敗になっちゃう。失敗しても続けていけばそれは成功につながるんだ。」って言ってます。すごいですね!
いえいえ、そんな事ない。まだまだです。
本当に不器用で、本当にできなかったから。人付き合いも下手だったし…
本当ですか信じられないです。
本当なんです。こんな私がこの仕事をやれるのかなって、すごく悩んで始めた位だったので…。
やはり親がこの仕事をしてたから、強制的にってのは、正直最初あったんですよ。
だから、定められた道だから…みたいな形で入ってきたところがあったから、その中でやっていくなかで、すごい考えたし、自分ができるかなって事もすごく悩んだし…
でも、いつしか自分の夢とマッチしたという感じになっていくんですね。
一人じゃない!
そうですね。やっぱり“ヒトの存在”かな。
私は、この仕事は、ヒトとの絆がなかったらやってなかった、今の仲間だったり、お客様だったり、色々私をサポートしてくれた皆さんがいらっしゃったから、今の私があるって事を、すごく思ってます。
あ!もう1つ言いたい事あった!『1人じゃない』って事!
それはすごく思いますね。うん、1人じゃない。
だから小学校の時は小学校の時なりに、中学校は中学校なりに色々と悩む事沢山あると思うけど、1人じゃないから相談するべきだと思う。
色んな人に相談して、色んな人と話して、共感してもらって、アドバイスそこから掴めるものって必ずあるから。1人じゃないって思って欲しいな。
子ども達がどういう大人と出会うかって、すごい大事ですね。
そうですね。確かに…
うちのお姉ちゃん、中3ですけど、ずっと美容師になりたかったんですよ。年中さん位の頃から夢は美容師って書いてて。美容院に行っても、美容師さんの手元をとにかくずっと見てて…。
可愛い~(笑)
だったんだけど、中学に入って、高山幼稚園が職場体験だったの。その園長先生が本当素敵な方で、子どもの目線に立ってるとか、中学生に対してもすごく大事な事をたくさん教えてくれて…。
そしたらコロッと変わって、10年想い続けた美容師をガーッとほかって、幼稚園の先生になりたいって。その為にこの高校行って、この学校行って資格を取って、末は(高山に)戻ってくるって…。
すごい素敵~。
戻って来たら車買ってあげるよって、それで釣って(笑)…。
出会いってほんとに大事だなと思います。
大事!
一人一人との出会いって無駄な物は1つもないと思うから。そこのところで嫌な思いをしたとしても、それが後で必ず経験として残ってくると思うんですよ。
だからそこのところは受け止めて、やっぱりそれをどうしていくかって事を考える事が大事ですよね。
大事ですよね。うちの下の子は、ここでキッザニアをやったじゃないですか。
口紅とかアイシャドーのパレットがものすごくたくさんあって、その化粧を教えてもらって、友達にやってあげたりとか、自分もやってもらって、それがすごい楽しかったらしく、今4年生ですけど、YouTubeでお化粧の動画ばっか見てますよ。
将来、お待ちしています(笑)
でっち奉公ゃないけど、それこそ修行させてもらおうかしら…。
ぜひ~(笑)
でも、そういうふうにして想ってくれる子が、キッザニアがきっかけで、ていうのがめちゃくちゃ嬉しいですね。
本当ですね。いつだったですか?5年前でしたか?
そうですね。あっ、でも、あの時、リフォームしてて、この店でやったので、4年前位ですよね。
1年生の時にやらせてもらった事で、いまだに興味があるってすごいですね!
嬉しい~。
じゃ、またここで、キッザニアやらないとですね!(笑)
お待ちしています。
いいですよね。そうやって、若い女の子達もそうですけど、子ども達に対しても、そういう想いを持って、ここでお仕事を展開して下さってるっていうのは、すごく心強いなと思います。
ありがとうございます。でも、女の人のお仕事って、どうしても家庭に左右されるますよね。例えば、子どもが小さければ、小さい子がいる状況での仕事のパターンをしなければいけないし。逆にこれが中学校になって、高校になって、お金がかかってくるようになってくれば、逆にその子達を支えてあげれるような仕事のスタイルをしなきゃいけないですよね。
女性って本当に、家庭に左右されると思うんですよ。
だから、うちのスタッフの子達には、「家庭の今の状況に合わせた仕事のスタイルをして下さい」「小さい子がいらっしゃるんだったら、小さい子を中心にして、それでできる範囲内での仕事をして下さい。また大きくなってきたら、その時に自分の夢を追う仕事をすればいいんじゃない?そこでショップオーナーを目指すんだっていいし…」って、言ってます。
そういう自分なりのスタイルでもできるのが、この仕事のいいところかなと思います。
これはもう、エクセレント企業になった方がいいですね。
県の指定受けた方がいいと思いますよ。女性の働く職場として、理想的ですもんね。女性の働きやすさ、子育てと仕事両立できるかどうかっていう事をいろいろされてますよね。
素晴らしいですね!利枝さんの娘さん目指してるんでしたよね?素晴らしいですね!
正直、私も色々悩みました~。この仕事って、いい事もあるけど、大変な事もありますよね。そういうところを見てた娘が、自分からやってみたいって言ってきて…。
へぇ~。
今高校2年生で、今から仕事をどうするかって事を悩んでて、初めは看護師になりたいだとか、なかなか夢が定まらなかったんですよ。
そしたら初めて、ここ最近、ポーラをやってみたいんだと言ってくれたんです。
へぇ~。素晴らしいですね。
すごい嬉しかったですね。子どもに、親としてどれだけやってこれたかはわからないけど、でも、そうやって魅力に感じてくれてた事があったんだなって事をすごく思ったし、「何でなりたいって思ったの?」って聞いたら、「もちろんメイクだとかすごい大好きだけど、人との繋がりが素敵だと思った。」って言ってくれたんです。
ちゃんと芯を見抜いているんですね~。
見ててくれて…。
その言葉が出た時は、「想いを大事にして、ここまでやってきて良かったな」って事をすごく思いました。
お母さんから伝わってくるものがあったんですね。日々、接してて…。
そう感じてくれてたんですね。
わぁ、すごいなぁ。いいですね!
今日はいろいろお話を伺わせて頂いてありがとうございました。
楽しかったです!ありがとうございました。
終始笑顔で、キラキラと、ご自分の想い、これまでされてきた事、そして、未来に向かっての想いをお話下さった森下利枝さん。
スタッフには、子育て中のお母さんもたくさんいらして、そういうスタッフさん達も、自分の生活スタイルに合わせながら仕事ができるように配慮されながら、そして、それぞれのスタッフさんの夢や希望が叶えられるように…という事を日々考えてのお仕事はとても大変だと思いますが、持ち前の明るさとポジティブな生き方で、それを実現しておられます。
「美」というのは、内面からにじみ出るものなんだな~と、利枝さんとお話しながら、改めて実感しました。
話は尽きず、楽しくて楽しくて、あっという間の時間でした。
お心を大切にして、これからの活動に活かしていきます。
本当にありがとうございました。
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