飛騨市立宮川小学校での「森と木と水の環境教育支援事業」。
9月は染め物(草木たたき染め)、10月は木のアクセサリー作り、11月は木のカスネット作り、の全3回実施させて頂きました。
木のアクセサリー作り
2回目のこの日、子ども達はとっても楽しみにしてくれていたそうです。
前回伺った際に、「アクセサリーを作ってみたい!」という感想を言っていたお子さんがいましたが、見事叶ってしまいました✨
この日は、木のお話から始まりました。
360度山に 木に囲まれた宮川小学校。
生活の中に自然と身近に触れる機会が多いですが、木の種類や年輪について詳しく学んでいくと、子ども達は興味津々に話を一生懸命聞いてくれていました🌳
「木の名前を知ることが、木と友達になること」
色々な木の種類を紹介し、樹種の特性によって使い道が違う事を学んだあとに、樹種の違うつみきを手に取ってもらうと、次々にいろんな感想を言ってくれました
・重さがちがう
・木目がちがう
・硬いのと柔らかいのがある
・色が濃いのと薄いのがある
子ども達は、目で、鼻で、手で、五感を使い木とふれ合ってくれていました。
いよいよ、木のアクセサリーつくり。
キットには、杉・ヒノキ・桜・クリ・楓の5種類の樹種があり、子ども達は先程聞いた話から、針葉樹と広葉樹、木目・色などを吟味し、選んでいきました。
やする意味や、やすり方、やすりの番号について学び、今回の最大の山場、やすりがけに挑戦!
子ども達だけでなく、先生方も一生懸命やする、やする、やする…。
時折指先でやすり具合を確かめながら、徐々にやすりの番号を大きくしていき、すべすべになる感触を楽しみました。
教室は木の香りに包まれ、とっても癒されました🌳
最後にビーズを付けて完成✨
私たちが持参してきたヒノキの木片をプレゼントし、余った材料でオマケのワークショップで、ネームタグも作って貰いました。
・木でアクセサリーが作れるのが凄いと思った
・たくさん木の種類を知れて、木によって違いがあるのを楽しみながら学べた
・触ると段々すべすべになっていって、変わっていくのが楽しかった
・やすっていくと、木の香りが凄くしてきて、家でもやってみたいと思った
最後に岩塚より、「木は捨てるところがなく、全部丸ごと使うことができます。活かす事で、私たちも生かされているという事を知ることが大切で、木を森を大切に…」という話あり、先生方も真剣に聞いてくださり、とても有意義な授業をさせて頂けて嬉しかったです♬
木のカスタネット作り
3回目ということで岩塚とはもちろん、初対面のスタッフにも、色々準備していった楽器に興味津々で、次々に話しかけてきてくれました。
導入は、音楽室で、森や間伐の大切さなどについて学ぶ木育〇✕クイズ。
迷ってしまいそうな難しいクイズにも驚く正解率でした✨
続いて、図工室にて、クリの木のカスタネット作り♪
前回のアクセサリー作りの経験が活きていて、2種類のやすりどちらから使うか覚えていたり、手際よくやる子、根気よく時間いっぱいやる子、様々でした。
オイルフィニッシュして仕上げると、カチカチと自慢げに嬉しそうに叩いて見せてくれました!
そのあとは音楽室に戻り、みんなで「ジングルベル」の合奏♬
早速作ったカスタネットと、音楽室にあるマラカスなどの楽器や、準備していったカリンバや森の合唱団(木琴)などの楽器も一緒に、楽しく演奏して盛り上がりました💓
最後は振り返り。
「すごい楽しかった」「みんなで演奏できて良かった」「木でカスタネットできるの知らなかった」「自分だけのカスタネットできた」「知らない木が他にもあるとわかった」「木のかけらも作ればいい楽器になるってわかった」「木のカスタネット作って、自然の物で色々な物できて、プラとかもあるけど、自然の力はすごく自然は力強いと思った」「(油に種類があると聞いて)家にあるか聞いて家でも作ってみたい」などと、先生や私達も感心する感想が続々と出てきました。
先生方からも好評で「来年の音楽会で使いたいね」などと言っていただきました。
山菜に詳しい子や木の名前をたくさん言える子がいたり、身近な自然について関心をもっている元気いっぱいの子たちに、スタッフもすごく刺激を受け、楽しませてもらいました☺
貴重な機会をありがとうございました。
ねらいの「自然のものから素敵な音色を表現できることを知る」は大成功でした✨