『ひだ木遊館 木っずテラス』に飛騨の匠直伝の技と技術が集結✨

木育

2024年11月16日にオープンした『ひだ木遊館 木っずテラス』✨✨
連日大盛況で、子ども達の「できた!」がこだましています🌳

このひだ木遊館に設置する木製品やおもちゃを、飛騨の職人を目指す学生から、小学生が木工の技術、ものづくりの楽しさを学びながら仕上げ作業を行う飛騨の匠入門プロジェクトを昨年7月から実施しています。

飛騨の匠入門プロジェクトの詳しい内容はコチラ

ワークショップ

大型だるま落とし
岐阜県立飛彈特別支援学校 高等部の先生・生徒さんと、既存サイズの5倍程の大きさのだるま落としを制作しました。
たきのひろばで遊ぶことができます
コロコロベンチ
家具の一流メーカー飛騨産業株式会社の中にある「飛騨職人学舎」
こちらでは、たきのひろば(0~2歳の子専用ひろば)と、3歳以上の子ども達の遊び場を仕切るパーテーションの役割を担うコロコロベンチを制作。
たきのひろばとまちのひろばの仕切りとして使用しています
飛騨の魚つりセット
オークヴィレッジのグループ会社が運営する、木工職人を養成する 森林たくみ塾では、飛騨の川釣りと言えば「鮎の友釣り」を先生が考案・制作してくださり、仕上げを行いました。
飛騨弁で、鮎は「あい」と言い、鮎の友釣りは「あいかけ」と言います。

まずは塾長の小木曽先生から、材のお話を伺いました。
「朴の木は、辺材(外側の部分)と、心材(内側の部分)の色の濃淡がはっきりしていて、この色の違いを活かした木製品が昔から作られてきました。
特に一位一刀彫やお面なども、この色の違いを活かされたものが多いです。
今回の鮎も、この色の違いを活かして、お腹の部分と背中の部分を鮎らしい色になるように、材の切り出し方を工夫しました。』

朴の木で作られた鮎は、背中側の濃い色を心材のくすんだ緑色で、お腹側の色が薄い方を辺材の色が薄い部分の2層で表現されていて、とても素敵でした✨
子ども達だけでなく、お父さんお母さんも仕上げのやすり作業を一生懸命にされ、、やすり具合は「指で見る」と教えていただき、一心不乱にやすり、「気持ち良ぃ~!」とすべすべになる感触を楽しんでみえました。

名栗加工(木材の表面に凹凸をつける加工方法)で水面を表現して作られた、入口から続く廊下に流れる宮川で、鮎の釣り遊びができます

スツール作り
家具製造に必要な様々な技能を1年間で習得できる、岐阜県が運営する職業能力開発校木工芸術スクールでは、飛騨地域の家具づくりの伝統的な技法である曲げ木作業を見学したり、スツールづくりを体験しました。
イスの座面で使われたウダイカンバ(鵜松明樺)は、字からわかるように、鵜飼の松明(たいまつ)に使われている木で、ウダイカンバの樹皮を燃やしてかがり火にしているという説明を冒頭にされ、そのお話がとても印象的でした。
曲げ木の技術を学校で学ぶことが出来るのは木工芸術スクールだけとのことで、堅い木が蒸されてしなやかに曲げられる様子を興味深々に見学したり、曲げる体験もさせて貰いました。
曲げ木の座面に脚を取り付け、飛び出した部分を手鋸で落として、表面が滑らかになるまでひたすらサンダーをかけていきました。
道具の使い方から作業の工程を、先生と生徒さんが細やかに付きっきりで教えてくださり、親子で真剣にスツール作りに没頭していました。
最後に5色の塗料から好きな色を選んで塗装を行いました。
【参加した子ども達の感想】
●ひだ木遊館に置くイスは、たくさんの小さい子が使うので、危なくないようにすごく心をこめて作ったよ
●ひだ木遊館のイスを作らせてもらえるなんて、すごく嬉しいです。イニシャルまで入れてもらえて、木遊館に行って子どもが作ったイスをさがすのが楽しみです
木の工房やセミナー室など、色んなところで活躍しています
左官職人と木工室の壁塗り
改修工事中のひだ木遊館の木の工房で、飛騨の左官職人の小松さんと一緒に壁塗り体験をしました。
まずは道具の持ち方、扱い方を習いました。
職人さんが独自にブレンドした土を、柄杓ですくって、コテ板に載せると「重っ!!」と思わず声があちらこちらから。
職人さんは、コテ板の土を吸い取るようにコテですくって、サササ~っと壁に塗っていきます。
あまりに滑らかな動きに、簡単に出来るのかと思ってしまいますが、いざ挑戦すると、上手にすくえないし、すくえたかと思ったら壁に塗る直前にボタボタ…と床に。。💦

何度も失敗しながらも、みんな諦めずに、重い材料が載ったコテ板を持つ手が痛くなりながらも頑張ってやっていくうちに、段々と上手になっていきました✨
仕上げを小松さんがしてくださり、最後に「壁に手形つけて良いよ~」と言われると、みんな楽しそうに頑張った足跡を思い思いにのこしていました。

最終回「かんなくずフラワーを作ろう!」

岐阜県立高山工業高校の建築インテリア科の3年生と一緒に、かんなくずを使ったワークショップを開催します。


当日は、卒業を控えた3年生が3年間の集大成として、課題研究の授業で取り組んだ卒業制作の作品「かんなくずドレス」と、市内を走る匠バスを模した「木製パネル遊具」がお目見え🚌
なんと!!ひだ木遊館に寄贈してくださるとの事です✨

◆日時:2月11日(火・祝)10:00~11:30
◆会場:ひだ木遊館 木っずテラス
◆対象:小学生親子
◆定員:10組
◆参加費:無料
(入館料は補助金を活用させていただく為、不要です)

申し込み

●締切:1月31日(金)
*申込多数の場合は抽選となります。

●当選結果:2月2日(日)にメールでご案内
hidawarabe@gmail.comの受信設定をお願いします
*当選者へ詳細情報(開始時間,会場住所,持ち物等)をメールでお知らせ致します

申し込みはコチラ

この事業は「令和6年度 清流の国ぎふ地域活用推進事業」を活用して開催させて頂きます。
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