りほりとみっく教室

サポーター紹介

りほ先生と初めて会ったのは、わらべうたの歌集を出したすぐ後くらいです(なんと5年前!)

りほ先生から「リトミックをやっています。わらべうたを取り入れたリトミックもやっているので、ぜひわらべうたの歌集を買わせて頂きたいんですが…」とメールを頂いたのが、最初のご縁でした。

その後、ブログで紹介して下さったり、実際にリトミックの教室で取り入れて下さったり、「親子でたっぷりふれあえるわらべうたをリトミックに取り入れて頂けるなんて、ほんとにステキ♥」と心から感動しました。

それからは、『大地のめぐみサマーフェスティバル』で、「まちのおんがくしつ」のメンバーとして、ステージに立って下さったり、「ひだママフェスタ」では一緒に「リトミックとわらべうた」のステージをやらせてもらったり、とにかく本当にお世話になっているりほ先生です。

そんなりほ先生が、私たちのサポーターになって下さるとの事で、感謝いっぱいでお話を伺いました♥

岩塚
岩塚

この度は、サポーター企業になって頂きまして、ありがとうございます!

加藤
加藤

ありがとうございます!

岩塚

よーく知っているりほちゃんですけども、まずは、りほちゃんのやってみえるリトミック教室の、コンセプトだったり、想いをお聞かせ下さい。

『音脳リトミック』で子どもの感性や生きる力を引き出したい

加藤

まず、「リトミック」っていうのを高山の方でご存知ない方が多いと思うんですけど、リトミックは、音楽の教育法の1つで、音を通じて、身体を動かしながら、リズム感とか、表現力、想像力っていうのを養っていこうねっていう教育なんです。

加藤

それから、生きていくうえで、必要になってくる力、集中力とか聴く力っていうのも養っていきましょうっていう教育なんですけれど、リトミックって、教室っていうか、協会によっては、子どもの為のリトミックとしてやっているところが多いんだけど、私の教室では、親子の為のリトミックの教室っていうところを、大事にしています。

親子で、それぞれママもパパも一緒になって、子どもの感性っていう芽を育てていきたいなっていうのがあるんです。

家の中で、表情の豊かな声だったりとか、本当に悲しい時は悲しいお声、嬉しい時は嬉しいお声っていうのが、自分自身から表現できる子になってくれれば、家族がすごく明るくなっていったり、今後の人生でも自分を表現するのが上手な子になっていけると思っています。

なので、親子の為のリトミック、親子の感性を良く、感性を豊かにしていく為の教育の1つとして、『親子のリトミック教室』というのをやらせてもらっている感じですね。

岩塚

りほちゃんの教室は、「音脳」ってついてるじゃないですか。

音脳っていうのは普通のリトミックとは違うんですか?

加藤

ちょっと特殊だと思います。

リトミック、本当に協会が多いんですけど、音脳の教会の本部は北九州にあって、脳って色んな意味があるかなと思うんですけど、音脳の協会では「脳(心)」って書いてあるんですね。

それって、何て言うのかな…、私達って、頭(脳)で色んな情報を集めて、そこから刺激を出して指令をして、色々表現していったりするんかなと思うんですけども、他のリトミックはどっちかって言うと、音楽の教育としての要素がすごく強いんです。

でも、うちの協会の音脳は、どっちかって言うと、育児に根強いというか、小さい頃からの環境を整えてあげる事で、将来、音楽をやった時にそれがまた芽吹いてくるという考え方です。

まずは親子関係、親子の環境、住んでる環境というものに対して、音を通じて楽しく整えていけるように、っていう部分が特徴かなと思っています。

岩塚

元々、りほちゃんはこれを始めようと思った、きっかけはあるんですか?

加藤

きっかけは、元々、地元の企業に就職していたんですけど、ずっと昔からピアノとか音楽を続けていて、昔から「ピアノの先生になるぞ」「ピアニストになるぞ」っていう夢を持ってたんですね。

でも、姉妹が多かったりっていうのもあって、「大学には行けんなぁ」って思ったんですよね。

それで、高校を卒業して、すぐ就職して…。

でも、やっぱり何か音楽を誰かに伝える事をしたい、自分がそういうふうに育ってきたっていうのもあるんですけど、ちっちゃい子達に教えるって事を何かしたいなって、漠然とだったんですけどずっと思ってきて、自分でもできそうな事ないかなぁって調べてたら、『リトミック』っていうのがあって、それなら音大とか出てなくても、頑張れば何とかできるみたいなのがあったから、それで資格取得を目指したのがきっかけですね。

岩塚

資格というのは、通うんですか?それとも通信制なんですか?

加藤

通いましたね~。

東京とか名古屋とかに先生が来て下さって、マンツーマンで、ピアノのあるところを借りてレッスンを受けました。

本当は15回くらい通わならんのを、遠方っていう事もあって、ぎゅって詰めてやってもらったんです。

やり遂げて資格を取る事で、1つ自分の自信にしたいのもあって、自分がビビッときた「音脳」っていうものにチャレンジしたんですよ。

岩塚

この協会は、全国展開されてるんですか?

加藤

そうですね。全国っていうか、もうねぇ、シンガポールとか、台湾とかハワイにもあるんですよね。

 

子どものあるがままを認めて肯定する

加藤

あと、この「音脳リトミック」の魅力として、音楽を押し付けでやるのではなくて、その子が感じたまま、あるがままを認めて、肯定しながら進めていくプログラムになるんです。

加藤

一切、叱らないし、事故とかありそうな時は別ですけど、例えば「このお花って何色?」って聞いてみて、その子のイメージの中で「黒」って言った時に、ママとか大人だと「黒って何となくお花っぽくないな」って思ったりするけど、そこをあえて否定せずに、「黒色なんだね」って認めてあげて、その子が想ったままをどんどん拡げていくプログラムっていうのに、すごく魅かれたっていうがあって、この協会で勉強しようって思ったんです。

岩塚

りほちゃんの性格にピッタリですね~。

加藤

本当ですか~!??(笑)

岩塚

りほちゃんの持ち味がばっちり活かされてると思います。

加藤

嬉しいです♪

岩塚

元々、私達の活動の1番最初は、リトミックだったんですよ!

加藤

えーっ!そうなんですね!

岩塚

もちろん、自分達ではリトミックなんてできなくて、私が独身の頃、福岡で、ある子どもの合唱団のお手伝いをしてたんですよ。

その先生がリトミックの先生で、文科省からの委託を受けて、九州中の小学校を回って、リトミックっていうか、童謡とか唱歌を指導されてたんです。

その先生は、小学校の童謡、唱歌の授業にリトミックを取り入れて、例えば『赤とんぼ』を歌う時には、「さぁ、秋の風景を思い浮かべてみましょう♪」ってピアノを弾きながら、まるで秋の空にとんぼが飛んでるような音楽を弾いてみて、それから「さぁ、歌ってみましょう!」ってみんなで歌うとか、そんな授業をされてるんですね。

それを、今は毎年夏にJAさんと一緒にやってる『大地のめぐみサマーフェスティバル』っていう童謡コンサートがあるけど、なんと第1回目はその先生に来てもらって、そういう授業みたいな事をやったのよ~。

加藤

え~!そうなんですね!

岩塚

山田町の公民館でね~、うちの子どもとか、わらべ始まったばかりのメンバーの子ども達、6人位の子ども達に、九州の小学校でやってるような事をやってくださって、それが本当にすばらしかったんです。

加藤

ですよね!うわぁ~、すごいな~!

岩塚

あまりにもすばらしかったんで、次の年も来て頂いて、今度は高山中の子ども達にお知らせして、文化会館借りて…。

加藤

すごい、すごぉ~い。

岩塚

だから、本当にリトミックっていうのは、私たちの活動の前身なんですよ。

加藤

本当ですか!??嬉しいです♥

岩塚

りほちゃんは、うちのわらべうたの歌集も使ってくれてるんですよね。

加藤

使ってます、使ってます。

岩塚

すごい嬉しいなと思って…。

加藤

あの歌集が、わらべうたさんとの出会いのきっかけなんですもんね!

岩塚

そうです、そうです。

加藤

たまたま、まちスポで働いてるのもあって、『NPO』って言葉に、ちょっと何やろ、あまり元々、馴染みなかったけど、こんな団体ってあるんだなって調べてたりしたら、歌集を出してるっていうのがあって、「おぉ~!」って思って…。

協会でも、「それぞれの地域に、色んなわらべうたってが伝わってるんだよ」って教わってたんですよね。

だから、そういうのを調べていきたいなって思ったら、こんないいものがあるとは~!って思って…

全国のいろいろな先生に聞いても、「調べても出てこない」とか、「教えてくれる人によって、音程があるようなのとか、ないようなのとかいろいろあるから、どれを使っていいかわからない」って困ってる人がいる中で、もう歌集にまとめて下さっているのが、すごく感動したんですよ!

岩塚

わぁ~、ありがとうございます!

加藤

そう、だから、わらべうたもリトミックの中の一つの教材というか、1番最初の『聞く時間』っていうところとかで、使わせてもらってるんです。

岩塚

わー、そうなんですね!

それは、めっちゃ嬉しいです♥

ところで、元々、りほちゃんは西高のブラスバンドだったんでしたか?

加藤

そうです、そうです。

岩塚

楽器、何されてたんですか?

加藤

オーボエでした。

岩塚

オーボエ!こりゃまた難しい…。

加藤

いやいや(笑)

岩塚

私はクラリネットだったんですよ~。

オーボエ、音出なくて。

加藤

そうなんですか??

岩塚

2枚リードってめっちゃ難しいですよ~💦💦

じゃ、りほちゃんはずっと音楽を続けてこられたってわけですね!

西高のブラスって、りほちゃんの頃も練習量、半端なかったんですよね、きっと。

加藤

ですね(笑)

岩塚

だから音楽に対して、すっごく造詣深いんですね~。

にしても、高校出て、よそに行く子が多い中、地元で起業して、っていうのは、本当に素晴らしいなと思います。

加藤

わー、ありがとうございます。

最初は、出ていく事ばっか考えてて、最初は「就職」ってなった時もちょっとモヤモヤするものがあったんですけども、何か、こう就職して地元に残った事で、大人になってから、学生の目線では見えない高山みたいなのが結構見えてきて、案外、残って良かったなって感じが正直ありますね~。

岩塚

えー、それ、高校生に話して欲しい。

加藤

言いたい、言いたい、本当に。

子どもの頃は、私、これって高山の、飛騨地域の課題だと思うけど、何かつまらない場所だとか、何も遊ぶ場所ないって思っちゃうんですよね~。

岩塚

そうそう、何もないって言いますもんね…。

加藤

確かに、自分が学生だった時も、何もないって思ってたところも正直あったけど、今、こう、大人になってから、色んな事に触れたり、色んな場所に行ってみたりすると、高山って本当に過ごしやすいし、環境整っているのかなって思いますね。

自然環境の意味でも、スモールタウン的な意味でも、生き生きと生活しやすいし…。

もちろん、海外の人も入ってくる場っていうので、新鮮さもあるなって事に、地元に就職して気付いたのはありましたね。

岩塚

素晴らしい!!

加藤

もっと早く気付けば良かったー、っていうのは思ったんですけど(笑)

岩塚

ま、でも、地元の方と結婚しまたしねっ!(笑)

加藤

できたし…(笑)

そう、だから、地元にできるだけ貢献もしつつ、楽しく働いていきたいのもあったので、好きな事を職に、じゃないですけど、しながらも、やりたい事をやるみたいな感じで…(笑)

岩塚

旦那さんも、りほちゃんの活動は応援してくれてるんでしょ?

加藤

はい、そうですね。全然何も文句は言わないですね~。

言わせない感じなんやけど…(笑)

岩塚

旦那さんって、同級生とかじゃなくて?

加藤

あ、11歳上なので…。

岩塚

そうなの??あらまぁ、へぇ~。

加藤

なので逆にあまり何も言わないですね。

馴れ初めは、吹奏楽のバンド、West Wind of Sessionに入ってた時に、旦那がドラムで入ってたんですよ。

今は旦那、仕事が忙しくなっちゃって退団したんですけど、そこがきっかけで、音楽の共通の趣味もあったりとかっていうのもあって…。

岩塚

飛騨に来てさ、すごいびっくりした事の一つが、ブラスバンドがめちゃめちゃ盛んな地域って事。

加藤

本当ですか??

盛んに見える感じなんですね?

岩塚

地元の群馬の中学でブラスバンドやってましたけど、うちの方の地域では全然でしたもんね…。

加藤

本当に???

大人がまたやろうって起ち上げてくれて下さる方が、高山は確かに多いなって思うんですけど…。

岩塚

やなさん(以前松倉中学のブラスバンドの顧問をされていた柳原先生。市民吹奏楽団メンバー)も、「高山でブラスバンドをやれる事のすごさを皆さん感じる事になります!」って、娘が松中のブラスバンド部に入った時におっしゃってて、「えー、そんなすごい事なんだ!」って思って、びっくりしたんですよ。

加藤

中学、高校と、学生の時は、音楽やってたからブラスバンド部に入ったってのもあったけど、何でしょうね、大人になってからは、こんなに大人が頑張れる環境というか、「音楽頑張るぞー!」みたいなのをそれぞれ好きなバンド立ち上げたり、入ったりとかするって、すごいなって思いますよね。

岩塚

私の周りでブラスバンドやってましたって人、結構いますもん。

(まちスポスタッフの)あかりちゃんもそうだし、(わらべスタッフの)大志多恵子ちゃんもそうだし…。

加藤

あー、ほんとだ~、恵子さんもそうですね。

ほんとに多いですよね。

続けてる方も割と多いのかなぁ、地元に残ってる方は。

そこでまたコミュニティができてくるので、私も色んな繋がりができるし、そこが嬉しいなと思います。

岩塚

今もウェストウィンドは入ってみえるんですか?

加藤

入ってます、入ってます。

ウェストウインドはメインで入ってるんですけど、石原さんに声かけてもらって、N‘sバンドの方にも入っていて、「まちおと」(まちのおんがくしつ)も一緒にやってるんですよ。

岩塚

「まちおと」は、私たちもお世話になってますもんね!

加藤

そうですね。「まちおと」は、私自身、めっちゃ楽しませてもらってます。

先輩方から教えてもらいつつ、エネルギーもらってる感じです(笑)

岩塚

やー、すごいですよね~。ほんとにアクティブやねぇ~。

加藤

いえいえ~、全然こなせてないです…。

でも、「まちおと」もありがたい事に、それぞれ自分の仕事が忙しくなって、回数は減っちゃったけど、それこそ、夏のわらべさんのイベントに呼んでもらえるので、ありがたいです。

解散せずに続いてます(笑)

子ども達に好きな音楽を披露できるし、本当にありがたい場だなって思ってます。

それに、ほんとに楽しいです、いつも。

 

岩塚

わー、ありがとうございます。めちゃめちゃ嬉しいです。

それでは、2番目の質問になりますけども、私達を、今回、「りほりとみっく」として応援して下さろうと思われた、その想いを聞かせて頂けますか?

飛騨のわらべうたは後世にまで伝えていくべきもの

加藤

想いですね…。

歌集が1番、私の中で、ビビッときたというか、ずっと末永く応援したいと想うきっかけになったというか…。

わらべうたって、すごく、昔の自分のイメージだと、古くさいものだとか、そういうイメージがどうしてもあって、正直、ちっちゃい頃はいいイメージなかったんですよね。

ピアノをやってたから、こんな少ない音階で弾けるものって、なんか、かっこよくないって思ってた節があったんですけど、大人になってみて、わらべうたの事を、リトミックの協会を通じて色々調べた時に、わらべうたって、文化が入ってる、歴史が入ってる、誰でも簡単に歌えるし、2つの音とかでもいいし、子どもでもわかる、文化や歴史が伝える、子どもでもわかるような言葉が使われて選ばれて…って、ぎゅーって色んな要素が詰まって入ってるんだなって事を知って、「やー、なんてすごいものなんだ~!」って感動したんですよね。

この飛騨に生まれ育って、「飛騨にも色んなわらべうたがあるよ」って事は、何となくわかってたけど、やっぱ、もし、自分が1つ1つ調べてたら、ものすごく大変だったと思うんです。

わらべうたっていう、音程があるようなないようなものを記譜するって、ほんとにすごい労力があったんじゃないかって思うものを、遊び方図解して楽譜まで起こして1冊にまとめて、CDにまでされてるっていうのは、これは絶対、後世に伝えていくものだなって…。

わー、ほんとにありがとうございます。

そう思うので、私もちっちゃい教室やけど、ちょっとずつ広めれたらなって思って、取り入れさせてもらってます。

で、今まで個人で支援させてもらってたけど、やっぱ教室で使わせて頂いてますし、リトミックの教室として、飛騨に住んでいるからこそ、「飛騨のわらべうたを歌いましょう」って事も、ママ達に伝えていきたいってのがあったので、今回、教室として、サポートさせてもらいました。

本当に、わらべうたは大事って思う。

ありがとうございます!感激です。

今お話を聞いて、わらべうたにはそういう深さがあるんだなって改めて思いました。

私の中ではそういう存在ですね~、わらべうたって。

もちろん、歌って楽しいし、親子のコミュニケーションの1つのツールになるってところもすごいと思ってます。

でも、わらべうたのすごい所は、楽器がなくても、ママの声がメロディーや伴奏になるっていうところで、本当に、最強の楽器+最強の演奏みたいな感じがあるので、すごい大事にしていきたいなって思ってます。

そして、それを守って下さっている、わらべうたの会さんに少しでも応援できたらと思って…。

ありがとうございます!!

本当は、無ければ私が調べなきゃいけなかったところを、やって下さってて、「ありがとうございます」みたいな感じに思ってるんです。

わー、ありがとうございます!

本当にいいものを作って下さって、ありがとうございます。

表紙の絵も可愛いしね、たかんこさんの…。

私、人脈っていうか、人に恵まれてるんですよね…。

ねぇ~、すごいですよね~。引き寄せてると思います。

それがすごいなと思って…。

あとは、講師で呼んで頂いてたりとかって事もあって、こうやって、地元の個人事業のところをつかってもらえるっていうのも、すごくありがたいな~って思ってます。

やっぱり、自分のターゲットである子どもちゃんと出会える場っていうのをこうやってつくってもらえるっていうのは、私にとってもプラスです。

リトミックが親子向けにできる場所・会える場所をつくってもらったり、子育て支援してみえる団体さんに関われるっていうのは、なかなか運がないとできない事だと思ってるので、このご縁はやっぱり大事にしたいと思うし、できる事なら、地元の親子の人達に、「音楽好きだな」とか、「こういうコミュニケーションが親子でとれるんだな~」っていうのを、ちょっとでも広めれたらと思っているので。

わー、すばらしいですね。私達も、りほちゃんとのご縁は、本当にありがたいと思ってます。

実は私達ね、2019年に、『スミセイ未来を強くするプロジェクト』っていう、子育て支援団体に贈られる賞を受賞したんですよ。

その受賞前に、スミセイの事務局の方が現地調査と聞き取りに見えたんですが、飛騨地域に子育て支援のNPO法人がうちだけだって事を知って、すごくびっくりされてました。

NPO法人は確かにないかもしれないですね。

サークルというか、子育て支援団体とかはあるんですけど、NPO法人はないんですね。

それで、スミセイの方が「それは、皆さん、頑張ってもらわなきゃ!」ってとっても激励してくださったんです。

本当に本当に…。

「NPO法人」っていうのも、名前だけはあるけど、活動はできてないっていのも多いですよね。

調べて電話かけてみても、全然繋がらなかったりとか…。

なので、これだけ活発に動いてみえるNPO法人っていうのは、日々の努力なんだろうなって思うし、まちスポの目線になっちゃうけど、NPO法人が頑張ってくれてるおかげで、私達まちスポは活動していけるので、ほんと、サマサマです…(笑)

やー、まちスポさんの存在は大きいですよ!

りほちゃんにも経理の事とかいろいろ相談させてもらってて、お世話になってるけど、最初4、5人でやってた頃から、応援して頂いてますからね…。

立ち上げの最初の時からのご縁って聞いてます…。

私は途中から入ったので、もうその時には、「立派なわらべうたの会さん」ってイメージがすごくあるんですけど、色々とお話聞くと、すごくたくさんのご苦労を積み重ねてみえるので、こちらが学ばならん事がいっぱいありますよね~。

(まちスポの)竹内ゆみ子さんと谷前さんのおかげで、ここまでこれました~💧💧

どれだけ相談した事か…。

「もう続けられません~💧💧」って泣きながら相談した事もありますしね…(笑)

そうだったんですか~!??

ほんとに、どれだけ助けて頂いた事か…。

色々な団体や人を紹介して頂いたり、まちスポの利用者交流会とかですてきな出会いを頂いたり…。本当にありがたいです。

りほちゃんのお心、大事にしていきたいと思います。

 

では、最後の質問になります。

子ども達の未来、高山の未来について、想っておられる事を一言、お願いします。一言じゃなくても、いいんですけど…(笑)

感性を磨いて、飛騨のいい所を発見してほしい

私が自分自身、高山で生まれ育って、今も高山にいるって目線から考えると、やっぱり、子どもの頃とか学生の頃は、「高山ってつまらない街だな」って思ってしまった事もあったんですね…。

それは子ども達がみんな想ってる事なんですか?

ちっちゃい幼稚園の頃は、「幼稚園でいっぱい遊んで楽しい」っていう思ってるんですけど、小学校、中学校とか上の方になってきた時に、やっぱり、ちょっとませてくると、「買物するところがない」とか、都会への憧れみたいのがすごく入ってきますね…。

その時に、みんなで「高山、何もないからさぁ~」っていうブームみたいのが沸き起こってくるんですよね。

「映画館ないし~」みたいな?

そうそう、「そう言ってる人ってかっこいい」じゃないけど、そういう雰囲気があるんですよ。

へぇ~、そうなんですか?

そういう雰囲気が、仲間内であったのは、事実ですね~。

なので、今、自分は乳幼児向けの教室の中で、「リトミックを通して自分の感性をどんどん高めていって、この子達が大きくなった時に、ちっちゃい頃に得た感性を活かして、色んな事を豊かに感じ取っていく力につながれば…」って願いながらやってるんですね。

なので、感性が磨かれることによって、いろんな刺激を豊かに吸収していって、小学生になった時、中学になった時、高校生になった時に、その豊かな感性でもって、高山の良さをいっぱい見られる人になって欲しい、色んな視野・目線で見てもらえるように育ってほしいってのがあるんです。

自分が偏った見方しかできてなかったので、そこを、もっと豊かな感性で物事を見ていって、大人になっても、それこそ、生まれてから死ぬまで、できるだけ「物事の良い所」「その土地の良い所」て部分に心を向けた生き方をして欲しいなぁって、すごく思っています。

りほちゃんが感性豊かな大人になってから、飛騨の良さがいろいろ見えてきたと思うんですけど、例えばどんな所が挙げられますか?

例えば…、そうですね…。

まずは、皆さん言わはると思うんですけど、東京とか大阪行った時の空気を吸った時に、よどんでるって思いません?感覚なのかな?

あぁ、なるほど~。わかります、わかります。

なんか、都会にいったら、「高山の空気、吸いたい~!」ってなったんですよね。

何か、目の前がガスっぽいっていうか、空気が汚れてるっていうか…

クリアじゃなかったですか?

そう、クリアじゃないですね、空気が…。

だから、高山の環境ってすごくありがたいと思います。

「自然が豊かだから」とかって、よく言われますですけど、本当にそうなんだなって実感しましたね。

空気のきれいさって言ったら、どこよりも突出しているんだろうなって思いますよ。

大人になって、色んなとこに行くようになってから、すごい感じました。

あとは、大人がすごい熱い街だなって…。

たしかに~。

すごく熱い大人の方多いですよね。

何て言うのかな、どんな事にも一生懸命取り組める大人が多いし、わらべうたの会の皆さんとつながる方達も、そういう方達が多いのかなって思います。

ほんとですよね!「飛騨愛」も熱いですよね~。

そう、「飛騨愛」も熱いですよね!

こんなに熱い大人がいる楽しい街なんだなって、就職してから思いましたね。

もっと、みんな冷めてるんじゃないか~って思ったわけじゃないけど、学生の頃はそこまであまり見てなかった、思ってなかったので…。

私、冷めてたのかなぁ…。熱い事を言ってる大人を見て、「キレイ事を言ってるなぁ」って思ってる自分もいたんですよ、周りに流されて…。

でも、今の子ども達は、もっと素直に「頑張ってる大人ってかっこいいな」と思うようになってる気がします。

今、そういう飛騨になっていってるんじゃないかなって思っているので、自分もその発信者になりたいと思ってます。

やっぱり、自分が子どもの頃、接する大人って、親と学校の先生と近所の大人の人たちっていう、狭いカテゴリーの中で育ってきたんだけど、子ども達がいろんな大人と接して、大人の情熱だったり、郷土愛だったり、人柄だったり、それから地域の魅力とかもね、もっと感じられるようになっていったらいいな~って思います。

確かに、地域の大人と、触れ合う機会っていうのは、自分自身もなかったのかもしれないですね、今、思うと…。

やっぱり、家族の中とか、近所みたいなところで会う人ばっかりだったし、あとは、学校の先生とかしか、なかったからなぁ…。

もっと、高山の魅力的な大人の人、熱い大人の人とかと会う機会っていうのもあれば良かったなぁって、ちょっと思うので、自分で考えて行動していけたらなっていうのも思ったりしています。

りほちゃんが地元出身だからこそ、大人になるにつれて感じてるものっていうのが、若い世代に向けての発信力ってあるよね。

そうですか!? 嬉しいです。

私達はよそからきた(わらべスタッフは、ほとんど他所からお嫁にきてます)から、「いいとこだな~」「子ども達、高山出ても帰って来て~!」って思うけど、地元出身の人が「いやいや、飛騨の良さって住み続ければ、実感できるよ」とか「こんなとこはすごい素敵だよ」って言うのはやっぱり、重みがね、違う気がします。

1回(高山を)出ようと思ったけど、「出なくて良かった~」って本当に思ってます。

また出たら出たで、違った人生を歩んでたかもしれないですけどね~。

ありがとうございます。

りほちゃん、いつも見ててすごく活き活きとしてるな~って、ほんとすごいって思ってます。

まちスポ文化祭の司会とか見ても、笑顔いっぱい、元気いっぱいで、キラキラしてますもんね!

りほちゃんのお心を大切にして、これからの活動に活かさせて頂きますね。

本当にありがとうございました。

高山生まれの高山育ち、地元で起業して、乳幼児親子向けの教室を主宰する傍ら、まちスポスタッフとして、まちづくりにも粉骨砕身、八面六臂の活躍をするりほ先生。

いつもニコニコ明るくて、優しい物腰は、接する人を元気にしてくれます。

若い子達へのメッセージもたくさんお話下さったりほちゃん、お心を大切にして、これからの活動に活かさせて頂きます。

本当にありがとうございました。

りほりとみっく教室

*ホームページはコチラー

*ひだっちブログはコチラー(わらべうたを紹介している動画もご覧いただけます)

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